オーナーズインタビュー 長瀬さんファミリー

このコーナーでは、横浜川崎湘南エリアマイホームを購入された方の新居にお邪魔して、住宅購入にまつわるさまざまな体験談をうかがっています。納得のマイホーム・不動産を購入された方々の生の声を、皆さんのこれからの住宅購入に役立ててください。

震災から1年半、もとの暮らしが再現できました

長瀬さんファミリー

今回お邪魔したのは、横浜市神奈川区の長瀬さんご一家のマイホーム。新築一戸建てで、ご夫婦とお子さんの三人家族が愛犬と共に暮らしています。インタビューに答えてくださった奥さまは福島県のご出身。福島県で暮らしていたご一家ですが、震災で被災されて横浜市に避難してきました。今回、念願のマイホームを購入されて、安堵の笑顔をみせられた奥様。購入に踏み切った決め手とは?これからの計画や住宅購入のアドバイスも併せて、たっぷりと語っていただきました。

福島と同じ生活環境を取り戻すための家探しでした

長瀬さんご一家は福島県に一戸建てを建てられて、6年間はそちらで暮らしていましたが、震災時の原発事故により、その住居が避難区域に指定されてしまいました。横浜市のご主人のご実家にまずは身を寄せられ、その後はその近くでの団地住まい。現在、福島県の住居は避難区域から外されましたが、原発からほど近い立地のためほとんどのお宅が除染作業員の方々に貸し出しているのが現状とのこと。すっかり様変わりしてしまった町の光景に、『ああ、ここは私達が住む場所ではなくなってしまった』とつくづく実感したご一家。横浜で生きていくと決断されて、新たに新居を購入しました。「福島と同じような環境で暮らしたかったのです」と、語られた奥さま。家を探すに当たっての条件は、福島から持ってきた車が2台置けて、ご主人がされるDIYや、ガーデニングができる場所があること。いずれは福島県で暮らしている奥さまのご両親との同居も考えて、そのための部屋数があることだったとお話くださいました。

幹線道路から少し奥まったところに建ち並ぶ5棟の新築3階建て住宅。そのうちの1棟が長瀬さんのお宅。土地はL字型の約50坪。1階には6畳の洋屋が2室とお風呂。2階は対面式キッチンと12畳のリビング。3階には6畳の洋屋が2室。玄関前のカーポートには車が2台入る。玄関までのアプローチには、近々倉庫を兼ねた作業小屋をご主人が制作する予定。フェンス沿いは奥様のガーデンスペースに。夢は花々や木々が生い茂る森のような玄関アプローチを作ること。

住宅を探し続けて出合った大和住販です

こうして始まった長瀬さんご一家の住宅探しですが、「1年以上もいくつもの不動産会社に足を運び、この近辺の物件全てを見ていました」と奥さま。大和住販と出合ったのはそのような矢先だったそうで、「大和住販の住宅をネットで目にしたことがきっかけです」と奥さま。その住宅は契約には至りませんでしたが、その後すぐに担当の営業さんから紹介されたのが現在お住まいの住宅だそうです。最初お一人で見学された奥さまは、不思議なくらいに嫌なところがないと感じて、後日見学されたご主人も、「いいんじゃない!」と即決。「営業さんは全然ガツガツとしたところがなくて、信頼できたので安心して決断できました」とお話くださいました。

新築の我が家へ福島に置いてきていた家具を運び込んだ時には、心底安堵したそう。家族全員のお気に入りのリビングの中心には、ご主人が制作して福島で使い込んできた円卓が置かれている。ここに始めて座った時には、本当に元の生活が戻ってきたと感慨深いものが込み上げてきたとのこと。洋室ばかりではなんとなく落ち着かないかと、畳みを敷き詰めた。これからテレビ周りのサイドボードもご主人が制作する予定。

最新設備に囲まれて、生活が楽しくなりました

ご契約をされたのは2012年7月ですが、それから福島の家は賃貸に出すことにして、置いてきていた荷物を新居に運び込み、新居に移り住むことができたのは約2ヶ月後とのこと。
暮らし始めてからの感想をお伺いすると、「キッチンやお風呂など、とにかく家全体に最新の設備が設置されていて感激しています」と奥さま。窓の自動シャッターには、こんなものまで!と驚かれたそうです。

システムキッチンの設備や使い勝手には感心させられている。また対面式のためキッチンからダイニングとリビングが見渡せるのも気に入っているところ。お風呂もミストやテレビなど最新の設備が整っていて、広さも1坪あるので快適。

子供部屋からの眺めは、絶景です

部屋割りは、3階の2部屋を子供部屋と夫婦の寝室にして、1階の2部屋は同居予定の奥さまのご両親のために準備しているとのこと。
3階の子供部屋を拝見させていただくと、お子さんが大の電車好きとのことで、電車の模型が広げられていました。そして窓からは、なんと新幹線が通過していく迫力ある光景が!「この景色には息子も大満足しています。家族それぞれの夢が実現した家なんです」と奥さま。夜は静かなこともあり、騒音は気にならないそうです。

1階の2部屋はご両親に1部屋ずつ使用してもらう予定。今のところ、1部屋には愛犬のサークルを置いて、もう1部屋にはご主人の趣味であるサーフィン用品などが収納されている。

福島での暮らしが再現できました

福島に続き2軒目の住宅ということもあり、最初は本当に購入などできるのだろうかと、半信半疑で探し始めた新居探し。「今は購入してしまえばなんとかなるものだと。震災から1年半、福島での暮らしがこの家で再現できました」とお話してくださった奥さま。
これから住宅を購入予定の方へのアドバイスをお願いすると、「家との出合いはインスピレーションが大切だと感じました。あとは思いきれば人生が開けると思います」とにっこり。

新居に移り住み、やっと自分達の居場所ができたと実感してきたとのこと。今は少しずつ自分達らしい家づくりを始められているそう。コーディネイトは、基本シンプルに。その空間にご主人手作りの物を、色々と配置していきたいと思い描いている。都会の暮らしの中でも、暖かみのある田舎感がどこかに漂う家が理想。家のところどころには、さりげない小物やお子さんが描かれた絵など、心和むものが飾られている。

お話をうかがって…

「玄関前に車が停められたり、ベッドがあったり、そういうことが嬉しいんです」とお話しくださった奥さま。長瀬さんご一家には、横浜で福島の生活を取り戻すという具体的なイメージがありました。生活スタイルに合致した住宅を選んだことにより、快適な生活が送れていると思います。当初の希望からずれることなくじっくりと探されたところに勝因があったのではないでしょうか。
「福島の家は、持っていかれてしまったみたいな気がずっとしています」とおっしゃられた奥さまの言葉が忘れられません。大和住販との出合いは、横浜で住宅を購入するなんて夢物語なのではないかと思い始めたころだったそうです。「でも担当の営業さんが真剣に私達の夢物語を聞いてくれたんです」と語られた奥さま。またなんとか長瀬さんのお役に立ちたいと奮闘した担当者は、住宅を紹介した時に、部屋の窓から新幹線が走っている様子を目にしたお子さんが歓喜をあげたその様子が、ずっと印象に残っていとのこと。お話をうかがって、人と人との温かい繋がりを感じました。