オーナーズインタビュー 栗田さんファミリー

マイホームを持ちたい、という夢はだれにでもあるもの。でも、いざ買うとなると、分からないこともたくさんあって不安だし、難しいのかな…と思われている方も多いのでは? ここでは、実際に一戸建てを購入されたお客様のエピソードをご紹介します。マイホームの夢を叶えるヒントを見つけてください。

買い替えはタイミングが重要だと実感しました。栗田さんファミリー
買い替えはタイミングが重要だと実感しました。栗田さんファミリー

栗田さんご一家は、お住まいだった団地を売って一戸建てのマイホームを購入されました。当初、これはと思った中古物件にしぼって購入準備をされていたのですが、最終的には別の、新築の一戸建てを購入されました。そんな栗田さんに、売買のタイミングの難しさや、ローンのことなど、買い換えならではのさまざまな経験を語っていただきました。


建物の外観。2階のバルコニ―は奥行きのある正方形に近い形をしている
今回、マイホームを購入する前は、団地に住んでいたという栗田さんご一家。「購入した団地だったので、長く住むつもりでいたんですが、50平米ほどの2DKは、家族で住むには手狭になって来たし、立て替えを行う予定などもなかったので、引っ越すしかないか、と考えるようになりました」と、買い換えを考えた経緯を話してくださったご主人。築30年を超える古い物件だったこともあり、奥さまによると、生活面でのさまざまな不便もあったとのこと。「洗濯をするとき、洗濯機の排水をお風呂に出さなければならなかったので、誰かがお風呂に入っているときは洗濯が出来なかったり、4階なのにエレベーターがないので、買い物帰りに子供が寝てしまったりすると、荷物と子供を抱えて4階まで階段をあがらなければならなかったりと、なかなか大変でした」。
「買い替えるなら、上の子が小学校にあがる前にと思って、数件の不動産会社に足を運んでみたんです」とご主人。しかし、まだ希望条件にも具体性がなかったためか、相手にもあまり真剣になってもらえなかったのだそうです。「何となく話が立ち消えのままになっていて、本格化したのは2人目が生まれて落ち着いてから本腰を入れた、という感じでした。」 

広告を見てこれはと思う物件を見つけ、大和住販に連絡を取ったという栗田さん。2005年の年末までの入居を目ざして、大和住販を訪れたのはその年の2月のことでした。広告に出ていた中古の一戸建てを内見されて、「庭もあって、日当たりも良いし、何といっても今年小学校に入学する娘のために、以前の団地と学区が変わらない場所という条件にも合っていたので、ここしかないという気持ちになりました」とおっしゃるお二人。
ところが、「順調に契約を交わすところまでいったんですが、前の団地がまだ売れていなかったことが、次の障害になってしまったんです」とご主人。前の団地が売れないと、次のローンが下りないため、希望している家を買うことが出来なくなってしまうというのです。そこで栗田さんは、期限を決めて、団地が売れるのを、待ってもらうことにしました。「大和住販の方にも頑張っていただいたんですが、結局、期限内に団地の買い手は見つからず、広告に出ていた家はあきらめざるを得ませんでした」。こうしてゴール目前だった栗田さんの住まい探しは、いったん振り出しに戻ることになってしまいました。

収納力たっぷりのキッチン。カウンターは色みを合わせてあとから設置したもの
しばらくして団地に買い手が見つかり、栗田さんは営業さんから、現在お住まいである新築の一戸建てを紹介されたそうです。「正直、ここを紹介されたときは、希望していた家をあきらめたばかりだったし、娘の学区が変わってしまうということあったので、本当にここで良いのかという思いはありました」と、ご主人はそのときの率直な気持ちを話してくださいました。「でも、営業さんは、どんな物件でも勧めるというのではなく、栗田さんが買うならここが良いですよと、こちらの条件のフィルターを通した物件を紹介してくれていたので、申し込んでみようと思ったんです」。奥さまも「実は区画内でここが最後の一棟だったんです。あのとき営業さんの勧めで申し込んでいなかったら、この家を買えなかったかもしれないですね」と話してくださいました。
「もしあの中古の家を買っていたら、水回りなどリフォームしなければならない箇所もあったし、この家を買ったのと同じ金額では済まなかったと思います。結果的に費用の面で無理をせずに済んだのも、よかったと思っています」とご主人。「やっぱり新築は気持ちがいいですし、無理して予算ギリギリの家を買うより、新しい家具の一つもそろえられた方がいいですからね」とおっしゃるのは奥さま。お二人とも現在のマイホームに巡り会ったことを、良い縁だったと感じていらっしゃるご様子でした。

最終的に栗田さんのマイホームとなった新築の一戸建ては、3LDK。1階にはLDK、2階は洋室が3部屋という間取りです。お引っ越しから1カ月ほどたっての感想をおうかがいすると、真っ先に「お風呂のことを気にせずいつでも洗濯できるのが助かります。キッチンも団地のときはかなり設備が古かったので、水回りの使い勝手はかなり良くなりました」と答えてくださった奥さま。また、4階までの階段の上り下りがなくなったことも大きかったそうです。「子供と荷物と一緒に4階まで階段を上がり下りしていたときの腰痛からも解放されました。上下の住人に気を使うこともないので、子供たちものびのびしています」。
一方ご主人は、いちばんのメリットとして生活空間がかなり広くなった点を挙げてくださいました。「50平米弱の2DKだった団地に比べると、かなり広くなりました。3部屋あるので、いずれは子供たちにそれぞれの部屋を持たせてあげられるし、上の子の入学に合わせて勉強机を置く部屋もできたし、タイミング的にもちょうど良かったです」。
ご主人と、昨年10月に家族に加わったジャーマンシェパード。まだ子供です
日常生活の便については、「駅までの距離が遠くなったので通勤は多少不便になりましたね」と答えてくださったご主人。駅までの道のりは途中に坂があるので、今は毎日、電動自転車で出勤されるのだそうです。奥さまは「以前とあまり生活圏が変わらないため、買い物などについては特に変化はありませんね」と答えてくださったものの、やはりお子さんの学区のことは、最後まで気になさっていました。「少しの差で子供の学区が変わってしまって心配だったんですが、幼稚園で仲の良かったお友達で同じ小学校に入る子がいるのがわかって、ホッとしています」。
現在の栗田家には、ご夫婦に二人のお子さんと、猫一匹、犬一頭が暮らしています。「猫は団地に住んでいたときに、拾ったんです」と奥さま。ご主人になついて、付いてきてしまったのが最初だとか。犬については「一戸建てに住んだら飼おうと決めてはいたんですが、本当はもう少したってからにするつもりだったんです。でも、たまたまジャーマンシェパードを見つけて。ほとんど衝動買いですね」とご主人。「子供と動物とで大変ですけど、ずっと飼いたかったので、やっぱり嬉しいです」と奥さまも嬉しそうなご様子。「子供でも楽に歩いて行けるところに、大きな公園があるので、犬を連れて、家族みんなで散歩にいくのが楽しいです」と、お二人そろって話してくださったご夫妻の笑顔と、小さいお子さんと猫と犬のいる賑やかで暖かい雰囲気が、とても印象的でした。



「新居は快適です」と言っていただけるよう頑張ります
 栗田さんは、購入を検討されている中古物件についての予算的なことや、所有されていた団地の売却についてのご相談で、来社されました。栗田さんにはすでに購入を希望される中古の物件があったのですが、団地を売却してからでないと新居の購入が出来なかったので、まず団地を売りに出し、売却の目処が立ってから購入物件を決めるというご提案をしました。団地売却にあたっては、栗田さんがふすまの張り替えをされたりと、売却に対して非常に一生懸命に考えていらっしゃったので、私も頑張って良い物件をご紹介しなくては、と思いました。
希望されていた中古の物件とは残念ながらご縁はありませんでしたが、その後、中古より新築のほうが、10年保証もあり、入居後のリフォームなども必要ないので、安心と予算の点から、現在お住まいの新築物件をお薦めしました。それまでのお住まいに近く生活環境が変わらないこと、というご希望に合わせてご紹介したのですが、気に入っていただけたときは、ホッとしました。
この仕事をしていていちばん充実感を感じるのは、引き渡ししたお客さまから「新居は快適です」という声を聞けたときですね。これからも、一人ひとりのお客さまのご希望をよく理解して、それぞれのお客さまにとっていちばん良い住まいをご紹介していきたいです。