やはり買い換えは不安でした
2005年の秋に以前のお住まいを売って、買い換えのかたちで新築の一戸建てを購入された高橋さんご夫妻の、以前のお住まいは注文住宅でした。「前の家は3世帯が同居できるように建てた注文住宅で、両親と兄弟の家族と同居していたんです」と奥さま。ご兄弟とはかねてから、ゆくゆくはそれぞれの家を持とうと話されていたのだそうです。
「前の家は建ててから17年で、もちろんまだ住めたんですが、これから10数年会社に勤めるとしても、ローンの返済などを考えると早い方がいいだろうということで買い換えを決めました」とご主人。とはいえ、お持ちだった家がなかなか売れないのでは、と不安だったそうです。「前の家は3世帯住宅という特殊な造りだったので、なかなか売れないのでは、と思っていました」。しかし実際には、ご主人が思っていたよりも早く売却することができたとのこと。「1カ月ほどで前の家が売れたときは、ホッとしました」とご主人。結果的には、新旧2つのローンが重なる時期をほとんど作ることなく、スムーズな買い換えが出来たとのことでした。
最初は別のエリアを考えていたんです
1階の中庭は外から覗かれることもなく、喫煙スペースにも最適 |
当初は、奥さまのご希望もあってマンションも検討されていたそうですが、「財産として土地を残せるほうがいい」というご主人のご意見で、一戸建てに的を絞ったという高橋さん。現在のご新居は、京浜東北線の石川町駅から徒歩圏内という大変便利な立地ですが、当初は相模原、町田など、現在のお住まいとはまったく違う横浜線沿線の物件を中心に家探しをされていました。理由をうかがうと「息子が八王子にある大学に入学したので、家から通学するのに便利だということで、横浜線の沿線を希望していました」とのこと。「でも、これから長く暮らしていくことを考えると、やはり京浜東北線や東急東横線の沿線の方が交通の便などもいいのでは、ということになったんです」と奥さま。こうしてお二人は希望エリアを変更して、住まい探しを再スタートされました。ご主人も「息子は学校の近くに一人暮らしをすることになりましたが、長い目で見ると、やはりこちらを選んで良かったと思っています」とのことでした。
決め手は間取りと営業さんの対応でした
中庭の上にあたる2階のバルコニ―。手前のリビングと奥のダイ二ングキッチンをセパレートする役割も果たしている |
お二人が初めて大和住販を訪れた日に、案内された物件の1つが、現在のお住まいでした。数件しかご覧になっていなかったにも関わらず、お二人ともこの家をとても気に入り、即決しようかとさえ思ったそうです。「まず、希望にピッタリの個性的な間取りに惹かれました」と奥さま。「石川町駅から徒歩圏で、めったに物件の出ない地域だったこともあり、すぐに決めてしまおうかとも思ったんですが、駅からの距離が少し遠いのでは、という1点だけが気になったんです」。
そこで、そのことを営業担当さんに話してみると、「内見した日の夜、もう一度ここに連れて来てくれて、実際に駅まで歩いてみてくださいと言ってくれたんです」とのこと。実際に歩いてみると、駅からそれほど遠くないことが分かり、お二人はすぐに決断されたのだそうです。「あのときの営業さんの対応は決め手になりましたね」とおっしゃるご主人。奥さまも「他にも内見をしている方が数組いらしたので、あの日営業さんがもう一度連れて来てくれなかったら、ここには住めていなかったかもしれないですね」と話してくださいました
バルコニ―がとてもいい空間です
3階から見下ろしたバルコニ―。日当たりもよく、広々としている |
高橋さんが一目で気に入ったという新居は、「建売りとは思えない」とお二人がおっしゃるとおり、コの字型をしたとても個性的な3階建ての建物。間取りは、1階に中庭を挟んで9畳の寝室とお風呂、2階にはバルコニ―を真ん中にそれぞれ独立したダイ二ングキッチンとリビング、3階には6畳弱の洋室が2部屋という3LDKです。
気に入っている点をうかがうと、まずお二人そろって挙げてくださったのが2階のバルコニ―。「日当たりもいいし、外からは目に付きにくい造りになっているので、暖かい季節は、ここでお茶を飲んだりしてゆっくりしたいですね」と、テーブルとイスが置かれたバルコニーを眺めながら話してくださったのは奥さま。リビングとダイ二ングキッチンが別々の間取りを希望されていたご主人は「この家はバルコニ―が間にあるおかげで、2つの空間が完全に分かれているので、リビングではゆっくりくつろげるんです」と、バルコニ―の別のメリットを挙げてくださいました。
歳を取ってからのことを考えると3階建てに抵抗があったというお二人ですが、「ここは日当たりのことなどをよく考えて造られていて、これなら3階建てもいいかなと思えたんです」とのこと。3階に2部屋ある洋室は、一方が書斎、もう一方が現在一人暮らしをされている息子さんの部屋なのだそうです。「周りは2階建ての家がほとんどなので、3階はとくに日当たりも眺めも、とてもいいんですよ」と奥さま。「夏にはここから横浜の花火が見えるんじゃないかと期待しているんです」と楽しそうにおっしゃっていました。
この他にも、吹き抜けになっていて開放感のあるダイ二ング、ご主人の喫煙スペースとしても活躍している1階の中庭など、たくさんのお気に入りのポイントを上げてくださったお二人。収納スペースについても「前の家から持って来たものをすべてしまっても、まだ空きがあるくらいなんですよ」と、とても満足されているご様子でした。
駐車場がないのは小さな妥協点ですね
周囲の建物はほとんど2階建てのため、3階は日当たりも眺望も良好。遠くにマリンタワーや ベイブリッジも望める |
家の造りについてはまったく不満はないとおっしゃるお二人に、購入にあたって妥協した点をうかがってみると、「駐車場がないことだけが、ほとんど唯一の妥協点ですね」とご主人。道幅が狭く家の前まで車が入れないのだそうです。それでも今は、近くに駐車場を借りることができ、とくに不便は感じていないとのこと。「歩いて2分ほどのところに営業さんが駐車場を探してくれて、そこを借りているんです」とご主人。奥さまも「車が入って来ない分静かだし、ほとんどの買い物は歩いて行けるところで済むし、車で大きなものを買ってくることなんてほとんどないので、困ることはまずないですね」とのこと。さらにご主人は「駐車場がない分なのか、家の価格も抑えられているため、別に駐車場代がかかっても、予算的にも問題ないんですよ」と話してくださいました。
「どんな家でも100%希望どおりということはあり得ないと思うので、自分たちの生活に合わせて、どこを妥協するかだけの問題ですよね」というお二人の言葉から、ご希望にピッタリの間取りの家と、静かで便利な住環境を考えれば、駐車場がないことは小さな妥協点として納得されているんだということが、よく伝わってきました。 |