「今回が3度目の購入です」とおっしゃるご主人によると「結婚後、分譲マンションに住んでいたんですが、子供ができたのを機に子育ての環境を考え、一戸建てを購入して引っ越しました。子供たちが大きくなると、今度は通勤の便を重視して、駅から近い賃貸マンションに引っ越したんです」とのこと。このように、ライフステージに合わせて住み替えをされてきた中村さんに、今回お引っ越しを考えられた理由をうかがうと「母の具合が悪いので、いずれ同居するときのために、もう一部屋必要だと考えたのがきっかけです」と答えてくださいました。そのため、間取りは4LDK以上が必須条件だったのだそうです。さらに中村さんには「家族全員が働いているので、遅くなっても歩いて帰れるように、駅から徒歩10分以内の場所であること」という、もう1つの必須条件がありました。「資金面も考え合わせると、条件が厳しすぎると分かってはいました」とご主人。それでも「家を買うのは今回が最後というつもりだったので、諦めずに探しました」と今回の住まい探しへの思いを語ってくださいました。

重厚感のある扉が印象的なマンションの外観。
敷地内も十分な
ゆとりをもって造られている
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条件が合えばマンションでも一戸建てでもいいとお考えだった中村さんは、「4社ほどの不動産会社に相談して、一戸建てで5件、マンションは10件程度見に行きました」とのこと。なかでも大和住販を選ばれた理由について、「いくつか不動産会社を回っていると同じ物件を紹介されることも増えてくるのですが、大和住販は、他の不動産会社にはないものも見せてくれたので、ここはいいなと思いました」と、まず情報の豊富さを挙げてくださったご主人。さらに「他の会社では4LDKを希望する理由を話してあるのに、広い3LDKのマンションを勧められたりすることもありましたが、大和住販は担当の営業さんがしっかりと話を聞いてくれて、こちらの条件に合ったものだけを紹介してくれました」と、的確な対応に好感を覚えたことを挙げてくださいました。「いくつもの不動産会社と接してみて、大和住販の営業さんは本当にこちらの立場に立って探してくれているな、と感じることが出来ました」とおっしゃるご主人は、「納得して購入できるかどうかは、最後はやはり“人”にかかっていると思います」と強調されていました。
また、「もし家族の誰かに何かあっても、みんなでカバーして返していける金額を設定しました」と、予算についてもしっかり計画を立てられていた中村さん。今回の購入にあたっては、ご主人の年齢が60歳を超えていることを考え、お嬢さまがローンを組んで購入するという方法を選択されたのだそうです。「娘も快く承諾してくれましたし、これからは娘をサポートしていこうと思います」と、ご家族のご協力があって今回のマイホームが実現したことを明かしてくださいました。

マンションとは思えないほど広々としたリビング。存在感の
あるソファとテーブルが落ち着いた雰囲気を醸し出している |
中村さんが購入されたのは、ご希望どおり駅から10分弱の距離にある築16年、総戸数105戸のマンション。大きく立派な門を抜け、ゆったりと造られた建物までのアプローチ、管理人常駐の広いエントランスと、入って行くだけで豪華な印象を受けます。ご主人はこのマンションの第一印象を「私が思っていた“マンション”のイメージにピッタリだったんです」と語ってくださいました。「間取りなどの条件はもちろんですが、敷地内に十分なゆとりがあって、落ち着いた雰囲気の中、自分の空間に入って行くという気がするところが気に入りました」とのこと。
ダイ二ングには一戸建て用に揃えたという大きめ
の
棚やテーブルセットがピッタリおさまっている |
「建物の造りが複雑なのもこのマンションの特徴のひとつ」とおっしゃるご主人。渡り廊下があったり、他の階を通らなければ目的の部屋にたどり着けなかったりするため、奥さまは最初「迷路みたい」と思われたそうですが、「今は外部の人にちょっと分かりにくいのは、逆に防犯面ではプラスなのだと思っています」と話してくださいました。また、「管理人さんが二人常駐していて、防犯の面でも安心ですし、ゴミは住人専用のゴミ置き場にいつでも捨てられるようになっていて、管理人の方が決まった曜日に収集場所へ出してくれるんです」と、行き届いたシステムにも満足されているご様子でした。
さらに、「しっかりした建物の維持管理とその計画性に感心した」とご主人。「耐震検査にもすでに合格していますし、防水などのメンテナンスも定期的にしっかり行われています。長期的な修繕計画も万全で、大規模修繕のときに追加の費用負担が必要になるという話をよく聞くなか、ここは十分な積み立てが出来ているので、追加負担どころか近いうちに修繕費が値下げになるらしいんです」と、メンテナンスや管理計画についても、ご安心されているとのことでした。

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| それぞれの趣味や好みが反映され、個性的な空間となっているお子さんたちの部屋 |
ご一家のお住まいは、マンションの9階に位置する90㎡弱という広さ十分の4LDK。築16年とは思えないほど室内の状態が良く、大掛かりなリフォームは必要なかったのだそうです。ご主人によると「タイルカーペットを敷いて、台所に棚を造ってもらったんですが、それ以外はクロスの張り替えとドアの調整くらいでした」とのこと。タイルカーペットを敷かれたのは、これまでに複数のマンションにお住まいになった経験から、「下の階の方に音で迷惑をかけたくない」と配慮されてのことだそうです。
「4LDKという部屋数の多さはもちろん、それぞれの部屋の広さも十分」とおっしゃる中村さん。現在は6畳の和室、それぞれ7.5畳、6畳、5.3畳の洋室をご家族全員がそれぞれ一部屋ずつ使われているのだそうです。一家の集まるLDKは約16畳とマンションにしては珍しいほどの広さがあり、「一戸建てに住んでいたときに、その広さに合わせて買った家具がゆったり置けました」とのこと。また、「有線放送の設備がついているんですよ」とユニークなポイントを挙げてくださった奥さま。「月額1000円で、自由に利用できるんです。最初は必要ないかとも思ったんですが、チャンネル数も多いし、あるといいものですね」と話してくださいました。
お伺いしたのがまだお引っ越しの直後だったこともあり、住み心地については「これからいろいろと気付くこともあるでしょうし、一年くらい暮らして四季を経験した頃、ここのよさを実感できるのではないかと思います」と語ってくださったご主人。それでも、日当たりや静かな環境が確保されていることについては「お金には代えられないものですから」と喜んでいらっしゃるご様子でした。
「ここは少し高台にあるマンションの9階なので、窓を開けていても人の目が気にならないのもいいですね」とおっしゃるご主人。「風通しもいいので、窓を開けておけば夏場もエアコンはあまり必要ないのではと思っています」とのこと。また、奥さまは「リビングの窓から見える夕日がとてもきれいなんですよ」と眺望の良さを語ってくださいました。
購入のとき、少し気になっていという駅からの緩やかな坂道も、「だんだん慣れて、駅が近く感じられるようになってきました」とご主人。「ここからだと、伊勢佐木町や中華街の辺りをぐるっと歩いてくるとちょうど一時間半ぐらいなので、これからの散歩コースにしようと思っているんです」と、ご新居での今後の暮らしについて、笑顔で話してくださったご様子が印象的でした。 |