 白とグレーがモダンな印象の外観は、もともと決まっていた色をお2人の希望に合わせて変更したもの |
宇野さんは、ご結婚されてから賃貸マンションにお住まいだったものの、ご結婚当初から住宅購入のことは頭にあったのだそうです。「賃貸マンションに入居したときから、2年後の契約更新までには家を買いたいと思っていました」と奥さま。ご主人も「自分たちの中では平成18年度中には買おうと期限を決めていました。金利の上昇が言われ始めたことにも後押しされましたね」と、住宅購入を計画的に考えられていたお2人ですが、当初はマンションを購入されるおつもりだったのだそうです。「予算などの条件を考えるとマンションしか買えないだろうと思っていました」というお2人は、実際にマンションの資料を検討し、モデルルームにも足を運ばれました。「でも、いいなと思う部屋はやっぱり高くて。予算内だと希望に合うものは見つかりませんでした」と本音を漏らされた奥さま。「マンションは駐車場代が別にかかる場合もあるし、ローンを終えても管理費の支払いは続くので、その分を考えたら少し高くても一戸建ての方がいいのかな、と思うようになりました」と、一戸建てが選択肢の一つとして浮上したきっかけを話してくださいました。
さらに、一戸建てを考え始めた別の理由として「マンションを検討している時に訪れた、モデルルームの営業担当が、やたらにしつこかったり、申込みや契約を急かしたりと、良い印象がもてませんでした」と、営業担当者の対応が大きく影響したことを明かしてくださいました。「やっぱり家は大きな買い物なので、自分たちに合った不動産会社や営業担当者に出会えるかどうかは大事だと思います」。
こうして、一戸建てにも目を向けるようになった宇野さんが向かったのが、大和住販でした。「ラジオCMでよく耳にしていた名前だったし、お店が横浜駅のそばだったので、とりあえず行ってみようと思ったんです」とそのきっかけを話してくださった奥さま。「本当はいくつか不動産会社を回るつもりでしたが、営業さんの対応がとても良かったので、結局大和住販以外には行きませんでした」。
一戸建ての家に対するお2人の主なご希望は、駅から歩ける範囲で日当たりがよく、リビングが広い家というものでした。また、ご主人がどうしても譲れない条件として挙げられていたのが道幅でした。「車が趣味なので、道幅の狭い所はどうしても嫌でした」とご主人。他の条件に合っていて奥さまも気に入られても、道幅が狭いのを理由に却下になった家もあったのだとか。
「エリアが広かったので、探す営業さんは大変だったと思いますが、一生懸命やってくれました」とご主人。「見に行った中には日当たりが良くなかったり、バス停が目の前だったりと、条件の良くないところもあったんですが、営業さんはそれらのマイナス面もきちんと話してくれたので、信頼できる人だなと感じました」と、語ってくださったのは奥さま。また、お2人は「営業さんは良い点も悪い点も説明してくれたので、物件の見方の勉強にもなりましたね」と、ご案内時の様子を振り返ってくださいました。

 お引っ越し以前から使っているという家具が、ポップな雰囲気のダイ二ング |
普段から先のことまで考えてしっかり計画を立てるタイプだという宇野さんご夫妻は、物件の検討と同時に、ローンのことなどをとても真剣に勉強されいていたのだそうです。とくに奥さまは「専門書を読んだりして、ファイナンシャルプランナーの資格が取れるんじゃないかと思うくらい勉強しました」とのこと。「不動産会社の方に相談するにしても、自分でもある程度勉強しておいた方が、話がしやすくなると思います」と、アドバイスもしてくださいました。
 広くなっている部分にテーブルなどを置いてテラス風に使いたいという、日当たりの良いバルコニ― |
このように慎重な宇野さんご夫妻ですが、お2人が購入を決められたとき、現在のお住まいは基礎工事の段階で、実物を見ることはできませんでした。しかし、まだ出来上がっていなかったことが、逆にメリットになったのだそうです。「建売り住宅なのに、キッチンの色や浴槽の色を選ばせてもらえたんです」と奥さま。さらにご主人は「建物の外観はすでに色も素材も決まっていたんですが、まだ工事が始まっていなかったので、なんとかお願いして好みに合わせて変更してもらったんです」と明かしてくださいました。
また、実際に家が建っていく過程をご自分たちの目でチェックできたことも、メリットの1つだったと語ってくださったお2人。建てている間は、大工さんだというご主人のお父さまもよく現場を見に来られていたとのこと。お2人は「家が建てられていく様子を、父がプロの目で確認してくれていたことも、安心感につながっています」と語ってくださいました。

 一日を通して日射しが入る、ゆったりとして居心地の良いリビング |
 勾配天井とロフトが奥さまのお気に入りだというベッドルーム |
宇野さんご夫妻のマイホームは、広さ約33坪の土地に建つ新築の一戸建て。間取りは、1階にLDKと水回り、2階に洋室が3部屋という3LDKです。お2人がお気に入りの場所としていちばんに挙げてくださったリビングは約15畳あり、「部屋数が少なくなっても、リビングは広い方がいいと思っていました」とこだわりを語ってくださった奥さまもご納得の広さ。「東と南に窓があって、思っていた以上に日当たりが良くて、一日中本当に明るいんです」とのこと。
また、東と南が道路に面した角地のため、リビング以外の部屋も日当たり、風通しともに良く、昨年の夏はエアコンをほとんど使わずに済んだのだそうです。さらに、奥さまは「ロフト付きの寝室が気に入っています。ロフトはまだあまり活用できていないんですが、天井が斜めになっているところが好きですね」と語ってくださいました。
「建売りは狭いというイメージがあったんですが、ここはリビングだけでなく全体が広々としていて贅沢な感じがします」と話してくださったのはご主人。奥さまも「一人でいると寂しいぐらいなんですよ」と、ゆったりとした造りにご満足のご様子でした。

 きれいに手入れされた玄関周り。花や緑を絶やさないようにしているとのこと |
お引っ越しから間もなく1年を迎えられるというお2人に賃貸マンションとの違いをうかがうと、「前よりも、家に早く帰りたいと思うようになりました」と声を揃えられたお2人。さらに「賃貸のときは、仮住まいという意識があったんですが、今は“自分の家なんだ”という愛着がありますね」とご主人。「趣味なども、以前より落ち着いてできています」。 周辺環境についても、「すぐそばに公園もありますし、住宅街なのでとても静かなんです」とお2人。
 夏にはトマトやピーマンを植えて家庭菜園を楽しまれているというお庭 |
最初は気になったという大きな道路から家までの坂道についても「今はいい運動だと思っています。歳を取っても足腰が強いままで居られるかもしれないですね」と笑顔で語ってくださいました。
「何か色がないと寂しいので、玄関の周りには花を絶やさないようにしています」と語ってくださったのは奥さま。花はお2人でホームセンターなどに買いに行かれるとのこと。また、昨年の夏にはお庭に畑を作って家庭菜園を楽しまれたのだそうです。「ピーマンやトマトなどがたくさん収穫できました。今年の夏も、また畑をやりたいですね」と、楽しそうに話てくださいました。
賃貸住宅の契約更新や金利の上昇傾向など、宇野さんがマイホーム購入を思い立ったきっかけはごく一般的なものでしたが、購入にあたってローンのことなどをとても熱心にお勉強されたとうかがい感心しました。宇野さんはプロである不動産会社から有効な情報やアドバイスを得られたことに加え、ご自分でも知識を身につけていたことにより、より的確で、早目の決断が可能となり、建売住宅にもかかわらず、外装の変更が間に合うなどのメリットが生まれたのだと思います。満足度の高いマイホームを実現するためには、不動産会社に頼りきってしまうのではなく、条件や希望をきちんと整理する、必要な知識を身につけるなど、自分たちの方でもしっかりと準備をして住まい探しに臨むことが大切なのだな、と感じました。 |