オーナーズインタビュー 阿部さんご夫婦

このコーナーでは、マイホームを購入された方の新居にお邪魔して、住宅購入にまつわるさまざまな体験談をうかがっています。納得のマイホームを手に入れた方々の生の声を、皆さんのこれからの住宅購入に役立ててください。

決断のポイントは静かさでした。阿部さんご夫婦 阿部さんご夫婦
阿部さんご夫婦 阿部さんご夫婦
阿部さんご夫婦

 結婚のタイミングに合わせて購入されたマンションに2007年2月にお引っ越しをされたばかりの阿部さんご夫婦。ご計画からご購入までのプロセスや決断のポイント、実際にお住まいになってみてのご様子のお話に加え、家を買おうと思われている方へのアドバイスもしていただきました。

賃貸に住むことは考えていませんでした

阿部さんのマンションは総戸数39戸。建物はきれいに保たれていて、9年という築年数をまったく感じさせない
阿部さんのマンションは総戸数39戸。建物はきれいに
保たれていて、9年という築年数をまったく感じさせない

 ご結婚のタイミングに合わせてマンションをご購入された阿部さんご夫婦は、ご結婚前はそれぞれご実家にお住まいだったとのこと。親御さんをはじめ周囲の方からは、とりあえず賃貸に住んで少しお金を貯めてからにした方が良いのではといわれたそうですが、最初から賃貸住宅に住もうという気持ちはなかったのだそうです。「2人とも賃貸住宅は自分のものにならないのに、家賃を払うのはもったいないと思っていたので、結婚に合わせて購入しようと話し合っていました」とのこと。
 ご新居に対するお2人のご条件は、通勤に不便のないエリアで駅から歩ける距離の築年数の浅い3LDKのマンションというものでした。お2人ともご実家がマンションだったこともあり、最初からマンションを希望されたのは、お2人にとっては自然なことだったのだそうです。「両方の実家への行きやすさと通勤の利便性を考えて、横浜市内でも横浜駅より東京寄りのエリアを条件にしました」と話してくださったご主人。最初は新築マンションも検討され、何ヶ所か見に行かれたのだそうですが、「予算内で買える新築マンションは、希望するエリアにはありませんでした」とのこと。「総合的に考えると、新築にこだわって他の条件で妥協するより、古過ぎない中古マンションを選ぶのがいいだろうということになりました」と、最終的なご条件を決定されるまでの流れを語ってくださいました。

営業さんには親近感が持てました

 阿部さんご夫婦が住まい探しをスタートさせたのは、2006年の10月頃。大和住販をご存じで、訪れるきっかけになったのは奥さまでした。「妻がラジオCMを聞いて、名前を覚えていたんです。それで、探し始めたときに行ってみようかということになったのが最初でした」とご主人。とはいえ初めて訪れる不動産会社ということで「2人とも抵抗というか、ちょっとした不安のようなものもありました」とも話してくださいました。
 お2人が訪れたのは、大和住販でした。「お店に入ってからしばらくは物件情報を見るだけという感じで、すぐに営業の方に相談してみるほど積極的にはなれませんでした」と、初めてご来店されたときのことを話されるご主人。「そんなとき、お話だけでもうかがわせてくださいと、営業さんに声をかけられたんです」とのこと。「営業さんはちょうど僕と同い年で、そのうえ、ご自分も最近家を買ったという話を聞いて、なんとなく親近感が持てました」とおっしゃるご主人。「親しみやすく、希望などは伝えやすかったです」。

決断のポイントは静かさでした

ほぼ正方形に近い形が広さを感じさせるLDK。ダイ二ングセットのデザインがシックな雰囲気を作り出している
ほぼ正方形に近い形が広さを感じさせるLDK。ダイ二ン
グセットのデザインがシックな雰囲気を作り出している

 2006年の12月、現在のマンションをご契約された阿部さんですが、ご希望のエリアに条件に合うマンションが少なかったこともあり、探し始められてから2カ月ほどの間にご覧になった物件は3件だけだったのだそうです。「営業さんに現地を案内してもらったのは一日だけで、見たのも3ヶ所だけでした」と、選択肢は限られていたことを明かしてくださったご主人。それでも現在のマンションはご覧になったその日に購入しようと思われたのだそうです。
 決断の決め手をうかがうと「いちばんのポイントは静かさですね」と答えてくださったご主人。「共働きなんですが、疲れて帰って来ても、ここなら静かで落ち着けそうだと思いました」とのこと。「見に行った他の2ヶ所は同じ沿線にあるマンションだったんですが、国道沿いだったり、外から家の中が見えてしまいそうだったりして、ここよりも落ち着かない印象でした」。
 続けてご主人が挙げてくださったのが、リノベーション物件でご覧になったなかでいちばんきれいだった点、そして広さが約23m2あるテラスでした。「広いテラスを見たときは、いろいろなことが出来そうだなと夢が広がりました」。
 即決といっていいほど素早い決断を下されたお2人ですが、ご主人は「駅からマンションまでの道のりを実際に歩いてみたんです。ちょうど15分ぐらいで、この距離ならなんとか毎日歩けるかなという感じでした」と、短い時間のなかでしっかりと検討されたことも話してくださいました。
 また、「見に行こうとしたらちょうど成約になってしまった物件があり、ここも売れてしまう可能性が高いのかなと感じたことも、決断を促す要素の1つになったかもしれません」とも語ってくださったご主人。「中古マンションは新築と違って何部屋も売りに出ているわけではないので、早い決断がカギになることも多いだろうと思います」。

1階とは思えない快適さです

約23?の広々としたテラスは日当たり良好。お友達とバーベキューなどを楽しみたいとのこと
約23?の広々としたテラスは日当たり良好。
お友達とバーベキューなどを楽しみたいとのこと
 お2人がご購入されたのは、横浜の高台に立つ築9年目のマンションの1階。総戸数は39戸と比較的小規模なこのマンションの周囲は閑静な住宅街で、緑も多く静かで落ち着いた環境です。間取りはLDKと6畳の和室1部屋、それぞれ6畳と5畳の洋室が2部屋という3LDK。ご希望どおりの間取りに加え、64m2という広さは、新婚だからといってあまり狭い家で我慢したくないとの考えをお持ちのお2人にとっても、十分なものでした。LDKと隣の和室には、大きな窓があり、どちらからでも広いテラスに出ることができます。「静かなので、窓を開けておけるのがいいですね」とご主人。お伺いした日は暖かく実際に窓は開いていましたが、車通りもほとんど無く、本当に静かでした。
 
テラスからの眺め。坂道に面しているため道路より高い位置となり、1階とは思えないほど眺望が開けている
テラスからの眺め。坂道に面しているため道路より高い
位置となり、1階とは思えないほど眺望が開けている
 

 「買ってから他の不動産広告を見ても、やっぱりここはいい物件だなと思います」とおっしゃるご主人にその理由をうかがってみると、高低差のある土地に立つマンションの意外なメリットを挙げてくださいました。「ここは1階なんですが、面している道から見ると2階以上の高さにあたるので、日当たりも見晴しもとてもいいんです」とご主人。「1階だと通行人から家の中が見えるのではと気にしていた妻も、ここなら大丈夫と安心しています」。また、約23m2の広いテラスもこの高低差のおかげなのだとか。「マンションの1階というと、庭がついている場合が多いようですが、ここは土地との高さの違いから大きなテラスになっています」と説明してくださったご主人。「土の庭よりもテラスの方が僕たちには使いやすくていいと思います」と語ってくださいました。

引っ越しまで、ゆっくりと準備しました

LDKに隣り合う6畳の和室。LDKとの仕切りの戸を開けておけば、1つの広い空間として使用できる
LDKに隣り合う6畳の和室。LDK
との仕切りの戸を開けておけば、
1つの広い空間として使用できる

 阿部さんご夫婦がご新居に入居されたのは2007年の2月のことでした。お2人は契約からお引っ越しまで2カ月ほどかけて、新生活のための準備をされたのだそうです。「それまで2人とも実家暮しだったので、焦って引っ越す必要もなかったですし、家具や家電など生活に必要なものを一から揃える必要もありました」とご主人。「休みのたびに2人で家具を見に行ったりして、時間をかけて少しずつ準備しました」と新婚カップルらしいエピソードも聞かせてくださいました。
 「住み始めてまだあまり経っていませんが、ここには本当に満足しています」とご主人。強いていうなら駅からの坂はちょっときついとのことですが、「登っていると途中から富士山やベイブリッジが見えるので、眺めながら歩くのもいいかなと思っています」と語ってくださいました。
 また広いテラスをさまざまに活用したいというご主人は「アウトドアセットを買ったので、友達を呼んでテラスでバーベキューなどを楽しみたいですね」と楽しそうに話されていました。
 最後に、25歳の若さでマイホームを購入されたご主人に、これから住宅購入を考えていらっしゃる方へのアドバイスをお願いすると、「僕と同年代でいずれは家を買おうと思っている方は、今買うことを検討してもいいんじゃないかと思います」との言葉が。「もちろんしっかりとした資金計画などは必要だと思いますが、僕は本当に買って良かったと思っていますし、金利や地価の現状を考えれば、賃貸にしばらく住んで待つ必要はないと思うんです」と真剣に話してくださった阿部さんのアドバイスには、実際にご購入された方ならではの説得力が感じられました。

お話をうかがって・・・

 ご結婚と同時に、25歳の若さでマンションを購入された阿部さん。周囲からはまだ早いのではという声もあったなかでのご購入だったそうですが、お話をうかがっていると、購入の理由は決して家賃がもったいないといったことだけでなく、もしお子さんができてもこの環境なら子育てにも良いだろうといったことまでしっかり考えていらっしゃるということが分かり、感心させられました。
 金利が上昇する前にとか、若ければ長期のローンが組みやすいとかいったことも住宅購入のきっかけの1つにはなると思いますが、やはり家という大きな買い物には資金面や将来設計などしっかりとした計画が必要です。阿部さんの「同年代の人も購入してもいいのでは」という言葉も、そうした計画性があってこそ生きるアドバイスではないかなと感じました。

頼りになる営業マンを目ざします
 阿部さんは、エリアや間取りなど具体的なご条件を挙げてくださったので、お話しはしやすかったのですが、ご予算内でご条件に合うご住宅が少なく、お探しするのは大変でした。ご覧いただけたご住宅が少ないなか、お2人とも駅からの道を実際に歩かれたり、親御さんに相談なさったりしながら、とても真剣にご検討されていたご様子が印象的でした。選択肢が限られていて決断は大変だったと思いますが、ご覧になってすぐのご決断が喜んでいただける結果につながったと思います。また、お探しのエリアはすでに地価の上昇が始まっていて、ご購入が遅くなれば、ご予算内でご希望に合うご住宅をお探しすることがどんどん難しくなっているという状況も考えると、このタイミングでご購入いただけたことは本当に良かったと思います。
 お客さまにご信頼いただいて、表面上のご条件だけでなく、細かなご希望まで何でも話していただけるような接客を心掛けています。ご住宅は大きな買い物ですから、さまざまな場面で迷ったり悩んだりされるのは当然のことです。そんなとき、親御さんや友達のようにご相談いただける、頼りになる営業マンを目ざしたいです。
オーナーズインタビュー一覧へ戻る