
1階と2階に違う素材が用いられているのが特徴の樋口家の外観
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今回、家を買われるまで借家にお住まいだったという樋口さんご一家が一戸建てをご購入されたのは、2006年12月のこと。住み替えを考えるようになった理由についてご主人は「前に住んでいた借家は家族4人には狭かったので、かなり前から引っ越したいと思っていました」と話してくださいました。また、借家の土地の契約更新が2年後に迫っていたこともきっかけの1つだったそうですが「更新までにはという気持ちもありましたが、良いものがあればという程度に考えていました」と、ゆったりと住まい探しをスタートされたことを明かしてくださいました。
ご購入されるにあたり、2人の娘さんが小学校を転校しなくて済むエリア内で車2台分以上の駐車スペースがあること、さらに3階建てではなく2階建て、間取りは4LDKと、いくつかのしっかりとしたご条件をお持ちだった樋口さんご夫婦。お2人の主な物件情報収集の手段は新聞の折り込みチラシや駅などに設置されているフリーペーパー、インターネットなどでした。なかでも新聞の折り込みチラシが有効だったとおっしゃるお2人。「遠くに引っ越すつもりはなかったので、エリアが限定されている新聞の折り込みチラシが、自分たちにはいちばん合っていたと思います」。しかし、なかなか希望に合う物件は見つからなかったとおっしゃるのはご主人。「広告で条件に合いそうな物件を見かけると、散歩がてら見に行ったりはしていたんですが、これだと思うものはありませんでした」。


大きなソファを置いても広々とした印象のリビング。
家具の落ち着いた色調はご主人の好み |
そんなとき、樋口さんがたまたま目にしたのが、現在のお住まいのチラシでした。「前の借家から歩いて10分もかからないところのようだったので見に行ったんですが、場所が分からなかったんです」とご主人。そこでお2人は不動産会社に連絡を取ってみることにしたのだそうです。「連絡を取るならどの会社がいいか、インターネットで調べました。何社か見比べてみて、名前も知られているし、大和住販がいいかなと思ったんです」と、大和住販にアクセスしたきっかけを語ってくださいました。「大和住販の営業さんは電話をしたその日に、すぐカギを持って現地に来てくれました」とご主人。奥さまは「営業さんはよく話も聞いてくれたし、親身になってくれているという感じがして、安心できました」とその印象を語ってくださいました。
リビング内の階段は、2階へ行くときは必ずリビング
を通る造りがよかったという樋口さんの希望どおり |
「条件にピッタリだったこともあり、すぐにここを買いたいと思いました」と、ひと目でご新居を気に入られたご主人。一方奥さまは、すぐには賛成できなかったといいます。「前から機会があればと思ってはいたものの、突然ここを買いたいと言われて、急に話が具体的になったので実感が湧かなかったんですね」と奥さま。「前の家のご近所の方がとても良くしてくださっていたので、近くとはいえ離れがたかったというのもあるかもしれません」。さらに奥さまは日当たりの点も気になったと明かしてくださいました。「今は隣が空き地なのでとても日当たりが良いんですが、今後建物が建つと日が当たらなくなるのではと心配でした」。
このように購入を迷われていたとき、奥さまの決断を後押しすることになったのは、他の物件をご覧になったことでした。「気になる点をすべて営業さんに話し、別の物件を見に連れていってもらいました」と奥さま。「他を見たことで、ここがいちばんだなと納得できました。今は本当にここを買って良かったと思っています」。

6畳の和室は1階の北側の部屋ながら、2面採光となっている
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最終的に、広告でご覧になった家をご契約された樋口さん。「この家は見に来てすぐピンと来たというか、これだと感じるところがありました」とおっしゃるのはご主人。「申し込みをした後も、何度も様子を見に来たり、散歩がてら夜に周囲を歩いてみたりしていました」というほど、最初からご新居を気に入っていらっしゃいました。
しかし、ローンなど資金面のことを真剣に考え始めたのは、申し込みをしてからだったのだそうです。アウトドアがご趣味でご家族で出かけることも多いという樋口さんは、ローンを組むにあたって「週末に家族で遊びに行けなくならないこと」を1つの条件として、毎月のローン返済額がこれまでの家賃とあまり変わらない額になるように計画を立てられました。「お金のことも、不動産会社に任せっきりにしないで自分でやりたいと思っていました」とおっしゃるご主人は「本などでいろいろ調べたり、専門的な知識のある知りあいに相談したりしながら銀行を選び、手続きも自分でやりました」とのこと。また奥さまは「周囲の人からよくローンを含めてお金のことはすべて奥さんまかせという話をききますが、うちは主人がマメにやってくれたので、大助かりでした」と語ってくださいました。


奥さまが建て売りには珍しい赤い色が気
に入っていると話してくださったキッチン |
樋口さんのご新居は2台分の駐車スペースが確保され、1階にLDKと和室、2階には洋室が3部屋とお風呂などの水回りが配された、4LDKの新築一戸建て。物件の少ない限られたエリアの中で、ご夫婦の条件をしっかりと満たすものでした。
LDKはキッチンまで含めると15.5畳の広さがあり、室内から2階への階段が延びています。この造りについてご主人は「以前に友達の家で見たときから、リビングやキッチンに居ても、子供たちの出入りの様子が分かって良いなと思っていたんです」と語ってくださいました。さらに「キッチンを除いたリビングとダイ二ングが床暖房になっているんです」と説明してくださるご主人。「室内に階段があると冬は寒いと聞いていたんですが、床暖房のおかげなのか特に寒く感じることはありませんでした」。また、奥さまは個性的な赤い色のキッチンについて「建て売りの家で赤いキッチンは珍しいと思いますが、落ち着いた感じの色なので、結構好きですね」と話してくださいました。
2人のお嬢さんにとって初めての自分の部屋 |
2階の3部屋は現在、それぞれ夫婦の寝室と子供部屋、収納の部屋として使っているとのこと。「子供たちは自分たちの部屋と自分のベッドを持てたことがとても嬉しいみたいです」とお2人揃って話してくださいました。続いて「お風呂が2階だと、例えば1階に誰か来ているときでも気にせずゆっくり入れるのが良いですね」と、2階に水回りがあるメリットを語ってくださった奥さま。「洗濯機も2階に置くことができたので、バルコニーに洗濯物を干すときも楽です」。
それぞれが気に入っているところや便利な点を挙げてくださったお2人。「建て売りの家としては設備も充実しているし、間取りも自分たちに合っていると思います」と、ご満足されているご様子でした。


駐車スペースの奥は物置きを置いてもゆったり。
ここでバーベキューをしたいとのこと
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2007年2月にご新居での生活をスタートさせた樋口さんご一家に、お引っ越しされて変わったことはありますか? とうかがってみるとまず、「主人がよく掃除をしてくれるようになったんですよ」と答えてくださったのは奥さま。これに対しご主人は「これまで自分の家を持ったことがなかったので、意識が変わったんだと思います」と笑顔を見せていらっしゃいました。
また、それまであまりインテリアに凝るタイプではなかったという樋口さんご夫婦ですが、お引っ越しにあたり、ほとんどすべての家具を新しく購入されたのだそうです。「リビングとダイ二ングの家具は雰囲気を合わせるために、同タイプのものにしました」とこだわりを語ってくださったご主人。すべての家具に共通のダークな色調は都会的な雰囲気にしたかったというご主人のご希望とのこと。ダイ二ングテーブルの上のライトも、もともとついていたものからご自分の気に入ったものに付け替えられたのだそうです。「家を買ったらおもしろくなって、いろいろやりたくなるものですね」とおっしゃるご主人は、さらにテレビもインターネットも光ファイバーの回線に換えられたのだとか。「通信環境も快適ですし、映像がキレイなので家に帰ってテレビを見るのも以前より楽しみになりました」。
さらに、駐車スペースの奥のご自分たちで芝生を敷いたお庭でバーベキューをしてみたいと語られたお2人。奥さまは「ガーデニングもしたいですね」とのこと。お2人が新居での今後について、楽しそうに話してくださるご様子が印象的でした。
いつか買おうと思いながらチラシなどをご覧になっていたというものの、長い間進展のなかった樋口さんが、「この家に住みたい」と思える住宅に巡り合い、ご決断されたというお話をうかがって、本当にご家族にピッタリの住宅に出会われたのだなと感じました。ご主人のピンと来たいう言葉にも、そのことはよく現れていると思います。
住まい探しは出会いや決断のタイミングが大事だとよくいわれますが、今回また改めてその言葉は本当だなと思いました。樋口さんのように広告を見てご条件にピッタリの住宅に巡り合うという例は多くはないかもしれませんが、自分に合った住宅との出会いのチャンスを逃さないために、チラシやインターネットを見たり、不動産会社に足を運んだりして、物件情報をマメにチェックしてみようという気持ちになりました。 |