オーナーズインタビュー 竹内さんご夫婦

このコーナーでは、マイホームを購入された方の新居にお邪魔して、住宅購入にまつわるさまざまな体験談をうかがっています。納得のマイホームを手に入れた方々の生の声を、皆さんのこれからの住宅購入に役立ててください。

家をアレンジするのが楽しみです。竹内さんご夫婦 竹内さんご夫婦
竹内さんご夫婦 竹内さんご夫婦
竹内さんご夫婦

 今回インタビューにうかがったのは、横浜の高台に建てられた、眺めの良い新築一戸建て。竹内さんご夫婦と2匹のネコが迎えてくれました。お2人が建築条件付きの土地をご購入され、ご新居を建てられるまで、そしてお引っ越しをされてからの新しい暮らしについてうかがいました。

将来を考えて一戸建てに決めました

木を植えたとき栄えるようにと考えて色などを選んだという竹内家の外観
木を植えたとき栄えるようにと考えて色などを選んだという竹内家の外観

 竹内さんのマイホーム購入のきっかけは、賃貸住宅の契約更新という一般的なものでした。2006年の年末の更新までの引っ越しをめざして、ほぼ1年前の2005年末からご新居を探し始められたのだそうです。「最初はマンションにするか、一戸建てにするかを決めるところからのスタートでした」と振り返ってくださったお2人。「マンションのモデルルームだけでも3ヶ所ほど行きましたし、何社かの不動産会社に行って一戸建ても何件か見て回りました」と、積極的に現地に足を運ばれ、具体的な比較もされた上で、お2人は一戸建てを選択されました。
 その理由をご主人は「やはり長い目で見て、将来のことを考えて決めました」と語ってくださいました。「最初の費用はマンションの方が少し安いんですが、共益費や修繕積立金など別にかかってくる費用もあり、長い目で見るとあまり変らないなと思ったんです」とおっしゃるご主人は、「一戸建てなら、古くなってきてどこか悪くなっても自分達の判断で直せるのも安心ですよね」と、長く住われたときのこともしっかり考えられているご様子。さらに「妻の実家が長野にあるんですが、いずれそちらに住む可能性も考えると、売るときの資産価値としても一戸建ての方がいいのかなという考えもありました」と話してくださいました。ご主人のお話から、お2人の一戸建てという選択は、さまざまな面から将来のことをしっかりと考えた上での判断だったことがよく分かりました。

夜景の美しさにひと目惚れでした

お2人がひと目惚れしたとおっしゃる2階からの眺望。ランドマークなど、みなとみらい地区も見える
お2人がひと目惚れしたとおっしゃる2階からの眺望。
ランドマークなど、みなとみらい地区も見える
 一戸建てのご購入を決められた竹内さんは、「図面は100や200じゃくだらないというぐらいたくさん見ました」とおっしゃるほど、熱心に家を探されました。また、住宅展示場などで行われる住まいを考えるセミナーにも足を運ばれ、家について真剣に学んだのだそうです。しかし、そんなお2人もすぐに現在のお住まいに巡り合われたわけではありませんでした。実は、ご希望のエリアが現在のお住まいとは違う地域だったのだそうです。「新横浜方面を中心に探していたんですが、予算的な条件と、周囲に自然があることなどの希望を伝えると、そのエリアでは難しいと言われたんです」とご主人。お2人は、希望に合うものがないならと諦めることも考えたとのこと。「でも、そのときに大和住販の大場さんが、この家のある新杉田周辺エリアを提案してくれたんです」と、奥さまがうれしそうに話してくださいました。
 「こちらのエリアの方が高いというイメージがあったので、最初は驚きました」とおっしゃるお2人が、現在のお住まいに巡り合われたのはそれから間もなくのことでした。「最初にここを見に来たのは、私一人だったんですよ」と奥さま。「仕事帰りに、大場さんに連れて来てもらったんですが、とにかく夜景がキレイで、ひと目惚れしてしまいました」。そこで奥さまは、その場でお申し込みをされたのだそうです。こうした奥さまの決断力もあり、お2人は広さおおよそ103㎡の建築条件付きの土地をご購入されました。「最初に考えていたエリアではありませんでしたが、予算や環境などの条件にピッタリ合っていました」とご主人。「ここを購入できたのは、会話のなかで営業さんが私たちの希望をしっかり汲み取って、エリアにとらわれずに提案してくれたおかげだと思っています」。

間取りや設備を決めるのも楽しかったです

約7.5畳ある2階の和室。2匹の猫の家も置かれている
約7.5畳ある2階の和室。2匹の猫の家も置かれている

 建売りではなく、ご自分たちで間取りなどを好きなように決められる土地だったことは、お2人がここを気に入られた大きな理由の1つだったとのこと。さらにご主人は「耐震強度偽装の問題があった後だったこともあり、工事の過程を最初から見られるという安心感も1つのポイントでした」と別の理由も明かしてくださいました。
 間取りに関しては「2方向が道路に面していて、周りが開けているという土地の特徴を活かすことを考えながら検討しました」と話してくださったご主人。さらにいくつかの具体的なご希望もあったとのこと。 
窓の横に置かれたイスとテーブル。ここで夜景を眺めながら夕食を摂られるのだそうです
窓の横に置かれたイスとテーブ
ル。 ここで夜景を眺めながら
夕食を摂られるのだそうです
 

 まず「キッチンは吊り戸棚のないオープンなカウンターキッチンが希望でした。料理をしながら会話ができるようにしたかったんです」と奥さま。これには共働きでお互いにお忙しいお2人が限られた時間をできるだけ共有したいという希望も込められているのだそうです。またご主人は「食事をしながら夜景を眺められること、リビングを高い勾配天井にして梁が室内に出ている構造にすること」といった、ご希望をお持ちでした。
 「打ち合わせの時期は、土曜日に2人で話し合って日曜は打ち合わせという生活でした」と振り返ってくださったお2人。「間取りをあれこれ考えたり、カタログで壁紙や設備を選んだりするのは楽しかったですよ」と、相談を重ねながら、だんだんとご自分たちの希望に近付けていった様子を語ってくださいました。






設備も充実しています

1階にある広さ約10畳の寝室。身体のことを考えて、壁には珪藻土を使用したとのこと
1階にある広さ約10畳の寝室。身体のことを
考えて、壁には珪藻土を使用したとのこと
 完成した竹内さんのご新居はランドマークタワーなど横浜のシンボルを見渡せる2階建ての3LDK。1階に洋室2部屋と水回り、2階にLDKと約7.5畳の和室という間取りです。1階の1部屋はご夫婦の寝室。できるだけ広い寝室が欲しかったという奥さまのご希望を取り入れ、その広さは約10畳と広々しています。「健康のことを考え、寝室の壁には湿気を調整してくれる珪藻土(けいそうど)という自然素材を使用しました」とこだわりを語ってくださったご主人はさらに「お風呂には2人の入浴時間が違ってもお湯が冷めにくいように保温浴槽を、キッチンのシンクは傷付きにくい人工大理石のものを選びました」と、しっかり機能を検討しながら設備を選ばれたことを話してくださいました。 

芝生を敷いたお庭には、花壇のスペースも作られている。お2人はここに木を植えたいとのこと
芝生を敷いたお庭には、花壇の
スペースも作られている。お2人
はここに木を植えたいとのこと
 

 そしてお2人がそろって語ってくださったのが、家の外観について。「流行を意識し過ぎると長く住むうちに飽きてしまうと思い、あえてオーソドックスなものをと考えました」と話されたのは奥さま。「でも、一度決めたものを途中で変更してもらったんです」と明かしてくださったのはご主人。「サンプルだけではイメージが掴みにくかった部分もあると思います。木を植えたいと思っていたので、緑が栄える外観にしたくて、途中で変更してもらいました」とのこと。
 このように後悔のないようひとつひとつ真剣に取り組まれた結果が「妥協した点はあまりありませんし、満足しています」とおっしゃるお2人の笑顔に繋がったのだなと感じました。






家族でマイホームを楽しんでいます


ご主人自作の猫棚。猫たちがこれをステップにして梁まで上がれるよう工夫されている
ご主人自作の猫棚。猫たちが
これをステップにして梁まで
上がれるよう工夫されている
 

 2006年6月にお引っ越しをされ、お2人ともご新居にも大分慣れたとのこと。以前との生活の変化についてうかがうと、まず「体調が良くなりました」と答えてくださった奥さま。「それまでは、週末ごとに体調を崩すことが多かったんですが、ここに来てからは元気です。広い寝室のおかげかもしれません」。さらに「大きな変化といえば、猫を2匹飼い始めたことです」と奥さま。「ずっと猫を飼いたいと思っていたので、夢が叶ったという感じです」。ご主人は「猫が慣れてきたら、リビングの梁をキャットウォークとして使えるようにと考えています」と、猫たちが梁まで登るステップにもなる自作の猫棚を披露してくださいました。また、お2人がご新居のお気に入りの場所として挙げてくださったのがバルコニー。広さは5.5畳ほどで、ご主人によると「形がほぼ正方形なので、広く使えていいんですよ」とのこと。お天気の良い休日などには、お2人でバルコニーランチを楽しまれることもあるのだとか。さらに「友達を呼んでバーベキューをすることもありますし、バルコニーは大活躍ですね」と笑顔で語ってくださいました。

ほぼ正方形の広いバルコニ―は、友人とバーベキューをするのにも大活躍
人とバーベキューをするのにも大活躍
 
 さらに「友達を呼んでバーベキューをすることもありますし、バルコニーは大活躍ですね」と笑顔で語ってくださいました。 「これから庭に花や木を植えたり、少しずつ好きな家具を揃えたりしていきたいですね」と語ってくださった奥さま。ご主人は駐車スペースの上にウッドデッキを作りたいとのこと。「この家をこれからさらに自分たちらしくアレンジしていくのが楽しみです」と話されるお2人の楽しそうな表情が印象に残りました。 




お話をうかがって・・・

 念願だった猫を飼い始め、これから家をいろいろと自分たちらしく変えていきたいとおっしゃっていたお2人の言葉がとくに印象的でした。家を買ったら、あるいは建てたらそれで終わりというのではなく、マイホームはそこにアレンジを加えたり、手直ししたりしながら自分たちらしい暮らしを造っていく第一歩なんだと考えると、家を購入すること、家を持つことがもっと楽しいことに思えてきました。
 今の自分が決めたすべての条件にピッタリで完璧なものを探そうとするより、長い目で見て本当に自分らしく暮らせる住宅を選ぶことが大切なのだと改めて感じました。竹内さんのように広告を見てご条件にピッタリの住宅に巡り合うという例は多くはないかもしれませんが、自分に合った住宅との出会いのチャンスを逃さないために、チラシやインターネットを見たり、不動産会社に足を運んだりして、物件情報をマメにチェックしてみようという気持ちになりました。

お2人の真剣さが印象的でした
 竹内さんご夫婦は、本当に良いご住宅を探そうと真剣な、とても真面目な方という印象でした。 
当初お探しだった新横浜方面のエリアでは、ご希望のご住宅をお探しするのは難しく、別のエリアのご住宅をご紹介しました。ご住宅をご紹介する際は、いろいろお話をうかがって条件を整理しながら、当初ご希望のエリア以外にも日当たりや駅までの距離などの条件が同じで良いご住宅はないかと考えてお探しし、ご提案させていただくことがあります。竹内さんの場合も他のエリアに目を向けることで、お2人のご希望を叶えられるのではと考え、ご提案しました。竹内さんのご住宅は、眺望はもちろん周辺の環境がとても良いので、その点でもおすすめできるご住宅でした。ご購入いただけたのは、ご覧になってすぐにお申し込みいただいた奥さまのご決断あってのことだったと思っています。
 竹内さんはご案内の際現地で写真を撮られていたのですが、ご契約が終わったとき、ご主人と私が写っている写真をいただいたことが本当に嬉しかったです。ご新居でも、竹内さんらしい明るいご家庭を作っていっていただければと思っています。
オーナーズインタビュー一覧へ戻る