レンガ風のサイディングが個性的な福光さんのお宅。
道路より高い位置になるため、覗かれる心配もない
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福光さんが住宅の購入を考え始めたのは、2006年の秋のこと。「買おうと思った直接のきっかけは、会社の家賃補助制度に年齢制限があり、もうすぐ補助が無くなってしまうことでした」と、家賃の支払いが実質的に増えてしまうことがきっかけだったことを明かしてくださったご主人。それまでは、漠然とチラシなどを見たりする程度で、真剣に購入を考えたことはなかったのだそうです。
「家賃補助の件がなければずっと賃貸に住んでいたかも知れないと考えると、逆に良い機会だったと思っています」と語ってくださった福光さんご夫婦は、最初から一戸建てをご希望でした。「2人とも実家が一戸建てですし、ここを買う前も6年間、賃貸のテラスハウスに住んでいたんです」と奥さま。ご主人も「マンションはやはり音のことなどで上下階に気を遣いそうなので、最初から考えていませんでした」と語ってくださいました。
また、地域についてはそれまでのお住まいから近いところがご希望だったのだそうです。「前の家の周りには友達もたくさん居ましたし、娘を入れようと思っている幼稚園も近くにあったので、離れたくないと考えていました」と、その理由を語ってくださった奥さま。そこでお2人は「予算の範囲内で前の家から近い、90㎡以上の物件」という条件を設定し、ご新居探しをスタートされました。
インターネットで物件の検索をして、複数の不動産会社に連絡を取りながら、住まい探しを進められたという福光さん。大和住販もそんな不動産会社の中のひとつでした。「情報を送ってもらったり、いろいろとやりとりをするなかで、大和住販の営業さんはわざわざ前の家まで来てくれたんです」とおっしゃるご主人。「お若い方ですが丁寧で熱心な感じでしたね」と、最初の印象を語ってくださったのは奥さま。ピックアップしたいくつかの物件をご覧になろうという段階ではまだ、他の不動産会社も考えていたそうですが、「営業さんのフォローが早くて良かったこともあり、すぐに約束をして現地を見に行くことが出来たので、大和住販に任せることになりました」と語ってくださいました。
2〜3ヶ所の物件を見て回られたという福光さん。ご決断の際、当初の条件と併せて重視されたのが周辺の環境でした。「子供のことを考え、駅からの距離などよりも環境を重視しましたね」とお2人。「見に来たときは、ここはまだ擁壁の上の更地という状態でしたが、周りには緑も多いし、前の家よりも静かなこともポイントになりました」とおっしゃるのはご主人。「駅からの距離は、前の家より少し遠くなりましたが、歩いても15分程度ですし、唯一の運動と考えれば、これも良いのかなと思っています」。
窓が大きく、とても風通しが良いリビング。ご希
望どおり2階への階段が室内に設けられている
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まだ更地の状態のうちに現在のお住まいをご契約され、ご自分たちのご希望を反映させながらマイホーム造りをすることになった福光さん。「もともとベースになるプランがあって、そこに変更やアレンジを加えていくというかたちでした」と、家造りの流れを語ってくださったご主人。お2人が叶えたいと思っていたご希望は「対面式のキッチン、リビングから直接階段に繋がる間取り、畳の部屋は2部屋」というものでしたが、そのほと
明るく開放感のある1階の和室の広さは4.5畳。
引き戸を開け放てばリビングと一続きになる |
んどがベースプランと合っていて、大きな変更を加える点はなかったのだそうです。「変更点よりも、キッチンやお風呂の設備、床の色や壁紙など自分たちで選んで決められる部分がたくさんあって、普通の建売りとは全然違うなと思いました」と語ってくださったのは奥さま。ご主人も「自分たちで家を建てる気持ちを味わうことが出来ました」と、ご満足そうに話してくださいました。
「設備やデザインを決める際もスムーズでした」とおっしゃるお2人。「建設会社の方もいろいろ提案してくれましたし、お互いに気にするところが違ったので上手くいったのかもしれません」とおっしゃるのは奥さま。「各設備は、使用するメーカーは決まっていたんですが、オプションでグレードを上げることが出来たので、あとで不便を感じなくて済むことをいちばんに考えながら選びました」と、設備の機能性へのこだわりを語ってくださったご主人。一方奥さまは洗面台を1階と2階の2ヶ所に設置することなどをご希望されたとのこと。「大きく意見が分かれることもなく、楽しみながら多くの希望を叶えられたと思います」。
約8畳の広い和洋室がご夫婦の寝室。2階には
和室を造れなかったため、畳敷きの洋室を選択 |
そんな福光さんのこだわりが詰まったご新居は、約120㎡の土地に建つ真新しい3LDK。1階にLDKと4.5畳の和室と水回り、2階には約8畳のご夫婦の寝室と、お子さん2人のための10畳の洋室があります。「今は3LDKですが、4LDKにもできるようになっているんです」とおっしゃるのはご主人。「2階の子供部屋には、ドアを2ヶ所に付けてあるので、子供たちが大きくなったら間に壁を造って、2部屋に分けることができるんです」。また、2階の廊下の一角には奥さまが「娘2人なので、大きくなったらきっと必要になると思うんです」と話してくださった2つ目の洗面台が設置されています。「このように、間取りや設備のオプションなどを、将来に備えて造っていけるのは、こうしたプランならではだと思います」とお2人そろって話してくださいました。
2階の窓からは福光さんこだわりの緑豊かな風景が見渡せる |
さらに設備へのこだわりを語ってくださったお2人。「ビルトインタイプの軟水器を付けたんです。家族全員肌が敏感なので、家で使うすべての水が軟水になるシステムにしました」とご主人。「もちろん予算と相談しながらですが、家族が少しでも快適に過ごせるようにと考えました」とのこと。奥さまも「軟水は水垢も付きにくくていいんですよ」とおっしゃっていました。ご主人はさらに「お風呂はお湯が冷めにくいよう保温性の高い浴槽を選びましたし、電気のコンセントについても家具の配置や使い勝手を考えながら、位置を変えたり別料金を払って追加してもらったりしました」と、次々と暮らしやすさに配慮した家へのこだわりを明かしてくださいました。
玄関にはさり気なくボトルが飾られオシャレな雰囲気に
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ご新居での生活をスタートさせて間もない福光さんご一家ですが、以前のお住まいから遠くない場所へのお引っ越しだったこともあり、生活圏などの変化はほとんどないといいます。「買い物に行くスーパーも今までと同じですし、不便などはまったくないですね」と話してくださったのは奥さま。
家の住み心地についてうかがうと「高台なので、日当たりや風通しが良いのが嬉しいです」と奥さま。「擁壁の上に建っているので、眺めが良い点、外から覗かれる心配がない点も気に入っています」とおっしゃるのはご主人。その分、道路から玄関までは階段になっているのですが、その階段には「小さい子供もいるので、危なくないようにお隣と相談して手すりを付けました」と、十分な安全への配慮がなされていました。
「まだ家が新しいので、壁に何かを掛けたりするために穴をあけるタイミングを迷っているんです」と、お引っ越し間もないご新居らしいお話をしてくださった奥さま。さらに、今は砂利が敷かれているお庭に緑を植えたいと今後のプランも語ってくださいました。
最後に、これから住宅を買われる方へのアドバイスをお願いすると「欲を言えば切りがないし、悩み過ぎると決められない。7割ぐらい希望に合っていれば、あとは自分たちで100%に近付けられると思います」とご主人。「購入するときは、それまでの住まいの良い点、悪い点をまとめておくと探す際の参考になると思います」と、実践的なアドバイスをしてくださいました。
間取りや設備、オプションなどをご自分たちで選べるというメリットを最大限に活かして、ご自分たちらしい家造りをされた福光さん。「楽しみながら希望を叶えた」と話してくださった笑顔がとても印象的でした。
１つ１つの設備などについてのお話をうかがっていて、あらゆるところにご主人のおっしゃっていた「不便がないように、家族みんなが快適なように」という配慮がなされているのを感じました。また、ご自分たちの家を持たれるという初めての経験のなかで、現在のことだけでなく、子供部屋を2つに分けられるよう設計したり、2ヶ所に洗面台を設けたりと、2人のお嬢さんが大きくなられてからのことにもしっかり目を向けていらっしゃることに感心させられました。
「それまでの住まいの良い点、悪い点をまとめておくと参考になる」というアドバイスには、とても実感がこもっていたように感じました。条件を決めるときなどに、実践すると良いのではないかと思います。 |
