濱名さんご一家が住まい探しをスタートしたのは2007年3月半ば頃のこと。それまでお住まいだったご主人の会社の社宅からの住み替えを決意されたきっかけについて、ご主人は「社宅は15年以上住めないという制限もあったので、そろそろ購入を考えようかとは思っていたんですが、いちばんの理由は母との同居ですね」と語ってくださいました。「社宅は同居には狭いですし、母は犬を飼っているので、社宅ではペットが飼えないというのも引っ越しを考えた理由の1つでした」とご主人。また、奥さまは「子供が大きくなるに連れて、以前の社宅は狭く感じるようになってきていたので、いいタイミングだったと思います」と話してくださいました。
ご購入にあたっては「2人とも最初から買うなら新築一戸建てと決めていたので、その点で迷うことはありませんでした」とおっしゃる濱名さんご夫婦に、ご新居に対する当初の条件をうかがってみると「買おうと思ってすぐに具体的な条件が思い浮かばなかったんです」と明かしてくださったご主人。そこでお2人はまずご主人の会社と奥さまのご実家に近く、電車やバスの便が良いところ、という立地に関する条件を決められたのだそうです。「子供を連れて出かけることを考えると、やはり交通の便は大事ですね」と奥さま。また、建物については、お母さまとの同居と2人のお子さんの成長を考えて3LDK以上の間取りを条件にされたとのこと。「駐車場も必須条件でした」とおっしゃるのは車で通勤されることもあるというご主人。こうしてだんだんにエリアと建物の条件が絞られ、濱名さんの住まい探しは具体的なものになっていきました。

白と黒のモノトーンがオシャレな外観。2方向
が道路に面しているので、日当たりも良好
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「大和住販の前にもう一件、別の不動産会社にも行ったんですが、大和住販の方が対応が丁寧で良かったですね」とおっしゃるお2人。「大和住販に入ったときは、たくさんの物件情報が閲覧できるようになっていて、情報量が豊富な会社なんだろうなという印象を持ちました」と感想を話してくださったのは奥さま。また「子供を遊ばせるスペースがあって、女性社員の方がよく面倒を見てくれていたので、安心して家探しに集中できました」とお2人そろって振り返ってくださいました。
さらに「物件を選ぶとき、営業さんは的確なアドバイスをしてくれたと思います」と語ってくださったのは奥さま。「営業さんは、私たちが選んだたくさんの図面の中から、私たちの条件を聞きながら条件に合っていて良さそうだというものを見極めて教えてくれたのでとても助かりました」とのこと。それでもご購入までには10件を超える物件をご覧になったというお2人は、「もし自分たちが気になったものを一件ずつ全部見に行っていたら大変なことになっていたと思います。上手に絞り込んでくれた営業さんは、さすがプロだなと思いました」と、感心されたことを話してくださいました。


LDKは16.5畳と広く、ダイ二ングには4人用の
ダイ二ングセットがゆったり収まっている
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「この家は建築中だったんですが、見てすぐにいいかなと思いました」とおっしゃるお2人。しかし、奥さまによると「当初の予算から考えると、この家は買えないはずだったんです」とのこと。近くにご予算の範囲内の物件が一件あったそうですが、そこは、現在のご新居よりも一部屋少ない間取りだったのだそうです。検討の結果、部屋数が1つ多い現在のお住まいを選ばれたお2人。「少し予算オーバーになりましたが、毎月の返済額に直すと数千円の差なので、この程度なら気に入ったほうを買って返済を頑張ろうと2人で決めました」というお話から、お2人がローン返済額とのバランスを取りながら、よりご自分たちの理想に近いものを選ぼうとされたお気持ちが伝わってきました。
また、ご覧になった時点でまだ建築中だったため、建物の中を見ずにご契約されたというお2人。「実物は見られないので、ここを建てた建築会社のパンフレットを見て決めました」と奥さま。
白い壁と明るい色の床材でとても明るい印象の
リビング。お子さんたちが遊ぶにも広さは十分 |
「パンフレットの施工例などが良かったので、ここなら大丈夫だと思いました」と、完成した状態が見られない不安をしっかり解消し、納得してご決断されたことを話してくださいました。
こうしてマイホームを探し始められてから、約1カ月ほど経った4月の半ば過ぎ、現在のお住まいをご購入された濱名さん。「迷っている間に売れてしまったら後悔すると思ったので決断は早かったです」とおっしゃっていたお2人ですが、お話をうかがってみるとご契約までの短い間に、しっかり検討を重ねてご決断されていたことがよく分かりました。
そんな濱名さんのご新居は、幹線道路から1本奥に入った住宅街の一角に建つ、モノトーンのシックな外観が印象的な3階建ての新築住宅です。間取りは1階に7畳弱の部屋が1室、2階はLDKと水回り、3階には約5.5畳の部屋が3室の4LDK。2階のリビングを中心に、1階をお母さまの部屋、3階を家族4人のスペースとして使われる予定だそうです。

外観同様モノトーンで統一され、シャレた
造りの洗面所。床はタイル貼りになっている
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お2人それぞれにご新居の気に入っているポイントをうかがうと、まず「洗面所やお風呂、キッチンなどのデザインや色使いが気に入っています」と奥さま。その言葉どおり、家全体が白と黒を基調としたシンプルでモダンな雰囲気で統一され、とてもオシャレな印象です。
続いてお2人が挙げてくださったのが、約16.5畳あるLDKのゆったりとした造り。「2階なので日当たりも良いですし、リビングも子供が遊べるぐらいの広さがあります」と奥さま。ダイ二ング側とリビング側を上手く分けられる部屋の形も気に入っているとのこと。また、ご主人は1階と3階への階段が直接リビングから延びている造りについて「実は人に言われるまで気に留めていなかったんですが、出入りするとき必ずリビングで顔を見られるので、子供が大きくなっても良いと思います」と話してくださいました。
さらに「最初は3LDK以上ならと思っていたんですが、やっぱり少し予算をオーバーしても4LDKのこの家にして良かったです」とお2人。「子供たちが大きくなったらそれぞれ自分の部屋を持たせてあげられるのは良いですね」と将来のことを考えたポイントも挙げてくださいました。
2007年6月から始まったご新居での生活について「前よりも家が広くなって、キッチンやお風呂も広く使いやすくなったのが嬉しいです」と奥さま。「子供たちも家の中でも遊ぶことができて、のびのびしています」とのこと。「ご近所にはファミリータイプの新しい家も多いので、子供の友達もだんだん増えていくと思います」と話してくださいました。一方「社宅に居たときよりも、ご近所との人間関係などには気を遣うようになりました」とおっしゃるのはご主人。「期限つきの社宅と違いこれから長く住んでいく場所なので、ご近所とのお付き合いもしっかりしなくてはと思っています」と気持ちを新たにされたご様子でした。
周辺環境について「広い道から1本奥まっているので、わりと静かです」とおっしゃるお2人。

とても暑かったこの日は、駐車スペースに
プールを出してお子さんたちと遊んだとのこと
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「面している道路は車どおりがそれほど多くないので、子供を外に出すときもまあまあ安心ですね」とのことでした。また、奥さまは住んでみて自転車の便利さを実感されたのだそうです。「平坦な地域なので、本当に自転車が便利です。商店街でも駅でも自転車で行けば近いですよ」。
さらに「通勤が便利になったこともあってか、主人が早く帰って来てくれるようになりました」とおっしゃる奥さま。ご主人の通勤時間は車だと10分かからないのだそうです。「これまでよりも、主人が子供と遊ぶ時間が増えて、子供たちにも良かったと思います」と、お引っ越しに伴う生活の変化を笑顔で話してくださった奥さまのご様子が、印
象に残りました。
お母さまとの同居を直接のきっかけとして、マイホーム購入を決められたという濱名さん。お2人からは「見てすぐに決めました」とか、「購入には勢いも必要」といった言葉が何度も聞かれたのですが、よくお話をうかがっているとご主人の通勤、交通の便、お子さんたちの成長などたくさんのことをきちんと検討されて、ご購入を決められたということがしっかり伝わってきました。とくに「少し予算をオーバーしても4LDKの家にしよう」という決断が素早くできたのは、お2人のなかで、お子さんが成長してからの暮らしがしっかりイメージできていたからだと思います。
確かに2つと同じものがない不動産の購入にはタイミングや決断力は大切な要素だと思いますが、今だけでなく長く暮らしていくなかで本当に自分たちにはどんな家が必要なのかということを、最初からよく考えておくことが必要なのだと改めて感じました。 |