
南側と西側が道路に接した良好な立地に建つ井上
さんのお住まいは、壁の色が明るくスッキリした印象
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井上さんご夫婦がマイホームを探し始められたのは、2006年の10月頃のことでした。ご購入を決められたきっかけをうかがうと「それまでは川崎市内の2LDKのマンションに住んでいたんですが、これから子育てなどをするには少し狭かったんです」と答えてくださったお2人。また、「購入前に住んでいたマンションは駅やお店が近くとても便利な場所だったんですが、本当にうるさかったんです」と奥さま。「駅からの距離が遠くなっても、とにかく静かなところに引っ越したいと思っていました」と語ってくださいました。さらに「ご結婚を機に家を購入して安定したところで新生活を始めては?」との親御さんの勧めもありご購入を決意されたお2人は、まずフリーペーパーやチラシ、インターネットなどをご覧になることからご新居探しをスタートされました。
探される際の条件は「まず静かで、子育てに適した環境であること」だったと語ってくださったお2人。エリアについては奥さまのご実家に近く土地勘もある鶴見区をご希望だったとのこと。また、家の建っている地盤や資産価値などにも注目したと語ってくださったお2人。「地盤がしっかりした家を選ぼうと考えていたので、鶴見に長く住んでいる父の意見も参考にしました」とおっしゃるのは奥さま。また、ご主人も「たとえ住んでいて快適でも、建て替えや売却が難しい家では困るので、そういった面からも土地の形状などを検討しました」と語ってくださいました。
このように長く住むことを考えた安全性や、資産としてもしっかりとしたものを選ぼうという意識が高かったお2人ですが、実際に家を探し始めたとき、間取りなど建物についての具体的なご希望をほとんどお持ちではありませんでした。お2人とも「環境や地盤などの条件をクリアした良さそうな家があったらまず住んでみて、だんだんに自分たちらしくしていこう」という考えをお持ちだったこともあり、最初はおおまかなエリアと予算程度しか決めていなかったのだそうです。そんなお2人の条件が固まってきたのは、不動産会社に問い合わせをしたり、足を運んだりして本格的に住まい探しに取り組み始めてからのことでした。「実際に探すなかで、地域の相場などの現実が見えるようになり、条件も固まっていきました」。
「何社かの不動産会社に行きましたが、大和住販の営業さんが丁寧に対応してくださったことと、物件情報のディスプレイがとても見やすかったのが印象に残っています」と話してくださったのは奥さま。「閲覧できる情報の区分けがしっかりしていて、探すのが楽しかったです」と語ってくださったのはご主人。「自分たちの条件以外のものを見て比較したり、他のエリアの相場チェックなどもしやすかったので、参考になりました」。
こうして多くの情報に触れることで具体的になったお2人の条件は「間取りは3LDK以上でリビングが1階にある2階建ての家」というものでした。「子育てを考えると、間取りは3LDK以上必要だなと思うようになりました」とおっしゃるのはご主人。一方奥さまは「両親が年を取ってから遊びに来たときのことを考えるとリビングが2階というのは大変だと思い、1階にリビングがあることを条件にしました」と話してくださいました。

南と西に大きな窓があり、たっぷりと日
射しが入る明るいダイ二ングスペース
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ご契約までのあいだに20件以上の物件をご覧になったという井上さんに、現在のお住まいを選ばれた理由をうかがうと、お2人とも揃っていちばんに挙げてくださったのが日当たりの良さでした。「西側と南側が通りに面している角地なので、とても日当たりが良いんです」とご主人。奥さまも「日当たりが良いだけでなく、周囲の家と隣接している圧迫感がないのも気に入りました」と話してくださいました。また、鶴見と菊名の2駅が利用できる便利さもポイントになったとのことでした。
井上さんが購入を決められたときは建築中で、まだ土台の上に少し壁ができ始めている段階でした。「そのおかげで、キッチンなどの設備や壁紙などの色を、自分たちで選ぶことがでました」と説明してくださったのは奥さま。建物に対するこだわりはとくになかったというお2人ですが、「少しでも自分たちの希望が取り入れてもらえるのは、やっぱり楽しかったですね」と振り返ってくださいました。 さらに、まだ建築中だったメリットを「建てている最中の家の様子が見られたので、安心できました」と語ってくださったのは奥さま。「私たちも建築中に何度か見に来ましたが、近くに住んでいる両親もよく見に来てくれていたようです」。


賃貸にお住まいだった頃に飼い始めた
というペットのうさぎも新居でのびのび
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井上さんご夫婦のご新居は、鶴見区の高台にある住宅街の一角に位置する新築一戸建て。南側と西側が道路に面した、広さ約75?の日当たりの良い敷地に建ち、間取りは1階にLDKと水回り、2階には6.5畳の洋室と、5.5畳の洋室が2部屋配された3LDKのお住まいです。
お2人のご希望どおり1階にあるLDKは南側の2ヶ所の掃き出し窓のほか西側にも大きな窓があり、とても明るい空間です。奥さまは「本当に日当たりが良くて、夏は暑いくらいでした」と話してくださいました。また、「ウサギは賃貸のときから飼っていたんですが、ここでは広いリビングでゆったりと飼えて嬉しいです」とも語ってくださいました。
さらに、新築ならではの新しい設備が使いやすいと話してくださったお2人。「新しいキッチンは収納が多いのがいいです。広く使い勝手もよくなったので、新しくいろいろなものを作りたいです」とおっしゃるのは奥さま。ご主人も「これまで古い家に住んでいたので、浴室乾燥機などの新しい設備の使い方に最初は戸惑ってしまいましたが、やっぱり新しいのはいいですね」と、お2人とも新しい家と設備にご満足されているご様子でした。


家から歩いてほんの1、2分の場所からの眺め。みな
とみらいを一望できるこの場所はお2人のお気に入り
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井上さんがお引っ越しをされたのは2007年6月のこと。ご新居で暮らし始めてから、お2人の生活にもいろいろな変化があったといいます。「駅から20分ほどの道のりを毎日歩くようになったのは大きいですね」とご主人。「20分なんて信じられないと言う友人もいますが、この静かな環境とのバランスを考えればこれもいいのかなと思っています」。一方奥さまは「賃貸に住んでいたときは、コンビニが近いのでつい余計なものを買って食べてしまうことも多かったんですが、今は無くなりました」とのこと。「不便になったともいえるかもしれませんが、良い変化だと思っています」。また、「持ち家は自由がきくという点が、今までとは違います
小さい庭のスペースも有効に活用され
ている。今年はゴーヤを育てたとのこと |
ね」と話してくださったのはご主人。「ペットも周囲に気を遣わずに飼えますし、壁に穴をあけて何か飾ったりするのも自由ですから」。
さらに、庭のスペースがあることを以前との大きな違いとしてあげてくださったお2人。「土地と建物の形に合わせて数カ所に細かく分かれてはいますが、小さい庭のスペースがあるので、それぞれの場所に植物や野菜を植えたりして、活用していきたいと思っています」とのこと。
最後にこれから家を買われる方へのメッセージをお願いすると、「探し続けていればもっと良いものがあったかもと思ったこともありますが、どんなにたくさんの家を見て、一生懸命検討して家を買ったとしても、必ずどこか期待していたのと違うところはあるはずです。だからこそ、そのなかでどう自分たちらしく楽しく暮らしていけるかがいちばん大切なことだと思います」と語ってくださったお2人。「この家でできることをいろいろと楽しみながら生活していきたいと思いますと笑顔を見せてくださいました。
今回お話をおうかがいしていて、まだ若いお2人が、間取りなどの家の造りよりもまず、家の地盤の強さや、売却、建て替えのしやすさといったことに注目し、住宅を資産としてとらえながら住まい探しをされたということにとても驚きました。
また、お2人が最後に語ってくださった「どんなに一生懸命検討して購入しても、期待と違うところはあるはず。そこでどう楽しく暮らしていけるかがいちばん大切なことだと思います」という言葉はとても印象的でした。100%希望どおりの住宅は無いとよくいわれますが、お2人がお庭を上手に活用したり、キッチンでいろいろな新しい料理に挑戦したりしたいと楽しそうに語ってくださるのを拝見していて、住宅購入をスタート地点として、そこでどう自分らしく楽しく生活していけるかが大切なんだということを、改めて教えられた気がしました。 |