1階は暖かいレンガ色、2階はスッキリとした白という2色使いが個性的な柘植さんのお宅
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今回お引っ越しをされるまで、川崎市内にあるご主人の会社の社宅にお住まいだったという柘植さんご一家。マイホームご購入を考えられたきっかけは2人目のお子さんの誕生でした。「家族が4人になるにあたって、広い家に引っ越したいと思ったんです」と奥さま。「出産前から購入しようと考えてはいたんですが、実際に探し始めたのは、子どもが生まれてからでした」。
2007年の2月頃、2人のお子さんと一緒に住まい探しをスタートされた柘植さん。最初は「マンションよりも一戸建ての方が高いというイメージがあったので、マンションの広告を見てモデルルームを見に行ったりしていました」とのこと。しかし、多くの住宅情報をご覧になるうちに、必ずしもマンションのほうが割安というわけでもないと気付かれたのだそうです。奥さまは「広さとのバランスなどを考えるとマンションが安いとも限らないと分かってきて、一戸建てがマンションと同じくらいの値段で買えるなら、一戸建ての方が良いなと思うようになったんです」と、一戸建てを希望されるようになった経緯を話してくださいました。
一戸建て住宅に絞って住まい探しを始められた柘植さんですが、最初は川崎をご希望だったとのこと。「川崎には友だちがいるので良いかなと思ったんですが、希望したエリアには3階建ての家が多かったんです」と奥さま。一戸建てなら2階建てと決めていたという柘植さんは「予算や便利さなどの条件を考慮しながら探していると、自然とエリアが川崎から横浜に移っていったんです」と語ってくださいました。

「2階建てということのほかにも、私たちは家に対する希望や条件がとても多かったと思います」と話してくださったのは奥さま。うかがってみると「南向きで日当たりが良く、ご主人が通勤しやすい東横線沿線の駅から歩ける範囲で土地が平坦なこと」といった立地条件に加えて「リビングが1階にある4LDK、リビングの隣に一続きにして使える和室があること、キッチンは対面式、階段がリビング内にあること」など、とても細かく条件を挙げてくださいました。「これだけ条件があると、建売り住宅で場所と建物の両方が希望どおりのものを見つけるのは難しいかなと思っていました」とおっしゃる奥さまは「注文住宅を建てることも考えて、住宅展示場を見に行って、実際に土地も探してもらっていたんです」と明かしてくださいました。
注文住宅を考えながらも、フリーペーパーなどで物件情報のチェックを続けていた柘植さんは、良さそうな住宅を見つけて、大和住販に問い合わせをされました。「大和住販のことはそれまで知らなかったんですが、お店に行ってみてとても広いので驚きました」と奥さま。「子供を遊ばせるスペースがあり、女性社員の方が子供の面倒を見ていてくれたので、ゆっくり話ができて良かったです」。また、営業担当さんについては「積極的な方だったと思います」とのこと。「こちらが見たいと言った家以外にも条件に合いそうなものをいろいろ紹介してくれましたし、新しい情報が出ると電話やFAXですぐ連絡をくれました。対応が的確で素早かったですね」。

すべての家具が白で統一されたリビング。スッキリ感と明るさが印象的
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大和住販に足を運んでからご購入までに、10件弱の住宅をご覧になったという柘植さん。「この家を見に来たときは、営業さんが良いものが出たのですぐ見に行きましょうと連絡をくれて、家まで迎えに来てくれたんです」と振り返ってくださった奥さま。その日はお子さんと3人で、翌日はご主人もご一緒にご覧になってすぐに購入を決められたのだそうです。「良い家はすぐに売れてしまうことも多いそうなので、営業さんが早く連絡をくれたのは本当にありがたかったですね」。
ご覧になった時点ではまだ更地の状態だったそうですが「日当たりが良かったことと、建物の間取りや外観、設備の仕様や色、壁紙などをすべて自分たちで選べるという点が気に入りました」とのこと。決断のポイントを「ここなら場所と建物両方の希望が叶えられるかなと思ったんです」 と語ってくださった奥さまはさらに「営業さんの『柘植さんの要望に応えられるのはここしかないと思います』
大きめのダイニングセットもゆったり収まるダイ二ングスペース
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という言葉も後押しになったと思います」と話してくださいました。
更地の段階で購入されることについては、自分たちの希望に合わせられるというメリットを感じた反面、完成した建物を見られないという不安もあったという柘植さんですが、ここでも「『大和住販と長い付き合いのある信頼できる建築会社なので大丈夫です』という営業さんの言葉を聞いて安心できました」とのこと。「営業さんがここまでしてくれなかったら決めていなかったと思います」という奥さまの言葉からは、営業さんへの信頼感が伝わってきました。

ご自分で選ばれたというシステムキッチンの色は明るいオレンジ。ブラインドやシンクもオレンジ色に統一されている
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こうして、港北区の日当たりの良い約32坪の土地に、ご家族のご希望を取り入れながら建てられたのが柘植さんのマイホーム。ご希望どおりの2階建てで、間取りは1階に約15畳のLDKと4.5畳の和室、2階にそれぞれ6畳、6.5畳、7畳の洋室が3部屋という4LDKです。
「いろいろと自分たちで決められるのは良いのですが、実際にやってみるとそれはそれで悩みました」とおっしゃるのは奥さま。間取りについては柘植さんのご希望をもとに作られたプランを手直しする程度だったそうですが、それでも「2階の部屋はそれぞれ6畳以上あった方が良いという主人の意見で、増坪をして少しずつ広くしてもらいました」とのこと。また、いちばん大変だったという部材や設備選びについては、「壁紙などは小さいサンプルを見てもなかなかイメージが湧かなくて、建設会社のコーディネーターのアドバイスも参考にしながら決めていきました」と語ってくださいました。
さらに柘植さんは、対面式キッチンの吊り戸棚をカウンターの上ではなく後ろの壁に付ける、最初のプランでは2枚だったLDKと和室を仕切る扉を、開けたときより開放感のある3枚に変更するなどのアレンジで、
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| (上)バルコニーに続く掃き出し窓を含む2つの窓がある明るい部屋がご家族全員の寝室(右)LDKに隣り合う和室。収納も多くキッチンやリビングからの見通しも良い |
ご新居を一歩ずつご希望に近付けていきました。奥さまによると「建築会社の方は、リビングの壁に絵を掛けるために窓の大きさを変えてほしいといった細かな要望にも、快く対応してくれました」とのこと。「限られた時間と条件のなかで、自分たちなりにいろいろ調べたり考えたりして、合格点の家を造ることができたと思います」とご満足そうに語ってくださいました。

おもちゃが部屋の中心を占めている2階の1室。いずれはお子さんの個室に
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柘植さんご一家が、ご新居で新生活をスタートしたのは2008年の1月中旬のこと。まだ暮らし始めて間もないマイホームについて「いろいろと希望を叶えられましたし、不便や不満を感じるところもなく快適です」と話してくださったのは奥さま。「これまでよりも広くなったので、家の中でも子供がのびのび遊べるのがいいですね。和室で遊んだり2階に行ったり、子供たちも楽しんでいるみたいです」とのこと。「庭がまだ手つかずの土の状態なので、これから芝生を入れて子供が遊べるようにしたいと思っています」。
また「近くにはショッピングモールや大型スーパー、
LDKと和室のどちらからも出られるお庭。これから芝生を敷く予定とのこと
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量販店などがあって買い物もとても便利です」とのこと。駅からの距離は歩いて20分弱とのことですが、当初のご希望どおり道のりはほぼ平坦で、ご主人は毎日歩いて通勤されているのだそうです。さらに周辺環境について「大きい通りから少し奥に入っているので、今はまだ周りに建設中の家がありますが、工事が終われば静かな場所だと思います」と語ってくださった奥さま。「周りには赤ちゃんがいらっしゃるお家もあって、同世代の方が多いので、これから子どもを一緒に遊ばせたりもできるかなと思っています」と、ご近所の様子についても話してくださいました。
最後に住宅購入を考えていらっしゃる方へのメッセージをお願いすると、奥さまは「家は一件ずつすべて条件が違うので、難しいですね」とおっしゃりながらも、「私たちの場合は何件か見ていくなかで、エリアや建物に対する条件がより具体的になっていきました。何件かの家を見て、条件をしっかりと固めることも必要かなと思います」と経験を踏まえて語ってくださいました。
当初、注文住宅を考えたというほどたくさんのご希望を建売住宅で叶えられた柘植さん。お話をうかがっていて、いくつかの住宅をご覧になり、不動産会社に相談するなかで、2階建てを希望するなら川崎ではなく横浜エリア、建物に多くの条件を求めるなら希望を取り入れながら建ててもらえる住宅、というようにだんだんとご希望に合う住宅の姿が具体的になっていった柘植さんのケースは、とても参考になるなと感じました。最後のアドバイスにありましたが、たくさんの住宅を見ることであれもこれもと希望を広げ過ぎるのではなく、柘植さんのようにそれぞれの住宅を見て参考にしながら、現実的に条件を絞り込んでいくことが、大切なのだなと感じました。
また、今回のケースでも奥さまが「営業さんがここまでしてくれなかったら決めていなかったと思います」とおっしゃっているとおり、不動産会社の担当者が、大きな役割を果たしていました。やはり住宅購入を成功させるには、その人に合った不動産会社の担当者との出会いが不可欠なのだと感じました。 |