シックなベージュが落ち着いた印象の斉藤さんのお宅。1階と2、3階の壁の質感の違いが個性を演出している
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今回のご購入まで斉藤さんご一家は、2年半ほどのあいだ、東横線の反町が最寄り駅というとても便利な場所にある賃貸住宅にお住まいでした。そこはご主人の通勤やお買い物など、生活の利便性には申し分のない場所だったそうですが、ご主人は「賃貸に住み始めたときから、次は家を買って引っ越したいと思っていました」とのこと。そのため、賃貸に暮らし始めた当初からインターネットなどでいろいろな住宅の情報をご覧になり、ご購入について検討されていたのだそうです。
そんな斉藤さんがご一家で本格的に住宅探しを始められたのは2007年の8月頃のこと。子育て、住宅ローンなど、将来のことを考えての決断でした。まず「子供がだんだんと大きくなってくるにつれて、それまで住んでいた賃貸が少し手狭になってきたんです」と最初の理由を挙げてくださったご主人。さらに「住んでいた賃貸の立地が交通量の多い幹線道路に面していてうるさかったことや、粉じんや排気ガスなどが子供にはかわいそうだなと思ったことも、家を買って引っ越そうと決めた理由の1つです」と、子育ての環境にも配慮されていたことを語ってくださいました。
また、「周りの人からそろそろ家を買ったほうが良いんじゃないかと言われるようにもなりましたし、年齢的にも今が購入の時期かなと思ったこともきっかけでしたね」とも話してくださったご主人。「30年か35年の住宅ローンを組んで返済していくと考えると、そろそろ買ったほうが良いと思ったんです」との言葉からは、将来を見据えた堅実さが感じられました。
本格的に住まい探しを始めるにあたって斉藤さんが挙げられた条件は「日当たりが良く静かな環境にある一戸建てで、どの沿線でも良いので横浜駅に出やすく、駅からは歩いて15分程度」というものでした。横浜駅の近くにお勤めだというご主人は「便利だった以前の賃貸を基準に考えてしまうというのもありますが、通勤で長く電車に乗りたくなかったので、横浜駅まで2駅ぐらいで出られるというのは譲れない条件でしたね」と語ってくださいました。また、お子さんがもう1人できたときのことを考えて、間取りは3LDK以上を条件にされたとのことでした。
インターネットやフリーペーパーなどでこうした条件に合いそうな家を見つけると、問い合わせ先の不動産会社に連絡を取り、積極的に足を運ばれるようになった斉藤さん。「大和住販に行ったのは、何社かの不動産会社でいろいろな情報を見て、家の広さや相場など横浜で家を買うことの現実が分かってきた頃でした」とのこと。ご主人は「大和住販は物件情報の量が豊富で、しっかり整理されていました。地域ごとの分類はほかの不動産会社でもされていましたが、大和住販では沿線や駅、価格帯などで細かく区分されていて、見やすく分かりやすかったです」と大和住販の印象を語ってくださいました。 さらに「担当になった営業さんは、こちらが本当に知りたいと思っていることをハッキリ言ってくれる人だったので、家探しがスムーズに進みました」と話してくださったご主人。「細かいことでもまめに連絡をしてくれたので、安心感がありました」とのこと。「担当者がしっかり対応してくれるかどうかは大事なことだと思います」と実感を込めて語ってくださいました。
大きな窓とたっぷりの収納を備えた明るいリビング
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全部で6件ほどの住宅をご覧になり、現在のお住まいを選ばれた斉藤さんですが、小さいお子さんがいらっしゃるなかでの住まい探しには大変なこともあったといいます。「なかなか2人一緒に現地を見に行くことができなくて、先に私が見に行って、良かったものを妻にも見に行ってもらうという方法をとっていました」と説明してくださったのはご主人。現在のお住まいも、ご主人と奥さまは別々にご覧になって、ご購入を決めたのだそうです。
ご覧になったときはまだ更地だったにも関わらずすぐにご購入を決められたというお2人に、決断のポイントをうかがうと「日当たりや静かさなどの環境が希望に合っていて、それまでに見てきた住宅と比べても、ここなら良さそうだと思えたんです」とのこと。また間取りは決まっていたものの、壁紙や床、キッチンの色などといった内装や、外構をどんな風にするかなどを、ご自分たちで決められたのも大きなポイントだったのだそうです。
「決めることはたくさんありましたが、自分たちのなかでイメージができていたので迷わずどんどん決められました」とおっしゃるお2人は、工務店の方と直接会っての打ち合わせのほか、建設が始まってからも電話で細かく連絡を
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(上) キッチン脇にあるのは、お子さんのおもちゃがいっぱいのキッズスペース
(右) キッチンは壁付けタイプ。明るいオレンジ色が暖かい印象 |
取りあいながらご新居を造り上げていきました。建設中のご新居を度々訪れていたというご主人は「家が建っていく過程を見られて、普通の建売りでは味わえない注文住宅気分も味わえて楽しかったです」とのこと。奥さまも「内装や設備などを自分たちで選んで建てた家というのはいいですね。自分たちのものという実感があります」と話してくださいました。
かわいらしい花が植えられた玄関前の花壇
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こうして完成した斉藤さんのご新居は、横浜市西区の見晴しの良い高台に位置する3階建て。静かな住宅街という落ち着いた環境と、最寄り駅からは歩いて10分ほどという便利さを兼ね備えた住宅です。間取りは１階に現在ご主人が書斎として使われている約5.5畳の洋室とバスルーム、2階に一家の生活の中心となる約14畳のリビング、3階にはそれぞれ6畳の洋室が2部屋という3LDK。玄関脇には駐車スペースが確保され、玄関前のまだできたばかりだという花壇には、かわいらしい季節の花が植えられています。
「１つずつ自分たちで決めたので、全部がこだわりのポイントです」とご新居への愛着を語ってくださったお2人に住み心地についてうかがうと「思っていたよりも日当たりが良いんです」と話してくださったのは奥さま。「ベランダが東向きで周りも家に囲まれているので、
3階の窓からは、みなとみらいの景色が一望できる
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朝しか日が当たらないかも知れないと思っていたんですが、一日を通して室内が明るく、思った以上に快適です」とのこと。また「眺めの良さも気に入っています」とおっしゃるのはご主人。「3階の窓からランドマークや観覧車など、みなとみらいの景色がよく見えるんです。夜景はとくに綺麗ですよ」と話してくださいました。さらに「ここは車通りが少なくとても静かで、子供にとっても良い環境だと思います」とお2人。「引っ越してまだあまり経っていませんが、買った直後よりも、実際に住み始めてから良かったと感じることが多いですね」と語ってくださいました。
窓が多くたっぷりと日射しが入る3階の洋室
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斉藤さんのご新居が完成したのは2008年の2月中旬。お住まいだった賃貸住宅の家賃の関係から2月中のお引っ越しを希望されていたため「引き渡し直後に引っ越しをするというスケジュールになってしまい、その前後はかなり慌ただしかったです」とのこと。それでも、お伺いした日にはもうお家の中はどこもスッキリ片付いていて、奥さまは「少し落ち着いて、新しい生活にも慣れてきました」と話してくださいました。「周りの環境はとても静かですし、毎日の買い物なども駅の近くの大きな商店街で済ませられて便利です」とのこと。お2人そろって「立地、環境、予算などいろいろな条件があるなかで最大公約数でここに落ち着いたんですが、住み始めてみてここで良かったなと思っています」と語ってくださったご様子が印象的でした。
そんなお2人は「子供の洗濯物が多く出るので、天候に左右されずに洗濯物を干せるよう、ホームセンターのリフォームコーナーに頼んでベランダに屋根を付けてもらいました」と、ご新居でより快適に暮らすための工夫をすでに始められているとのこと。
1階の洋室はパソコンや本などを置いてご主人の書斎に
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「リビング内に階段があって人の出入りが分かりやすいのは良いんですが、エアコンの風が漏れてしまうので、次は階段の前に扉を付けようと思っています」とも話してくださいました。
最後に住宅購入成功のポイントをうかがうと「インターネットも便利ですが、やはりまず不動産会社に行くことですね」と即答してくださったご主人。「不動産会社の人がこちらの条件に合わせて紹介してくれるもののなかには、インターネットや情報誌には出ていない情報もたくさんあるので、そういった生の情報を提供してもらうのがいちばんだと思います」と力強くおっしゃってくださいました。
 斉藤さんはご主人の通勤の便、日当たりなどの環境、もう1人お子さんができたときのことなどを考え、横浜駅から近く環境の良い場所というしっかりとしたご希望を持って住まい探しをされていました。お子さんが小さくお忙しいなかでも、不動産会社を訪れて担当者とコミュニケーションを取られたという斉藤さんのお話をうかがっていて、積極性と行動力は住まい探しをするうえで大切だなと感じました。こうした頑張りによって、斉藤さんはどのご希望もバランス良く叶えられる「最大公約数」の住宅に巡り合うことができ、納得してご購入ができたのだと思います。
また、「まず不動産会社に行くこと」という最後のアドバイスはとても印象に残りました。雑誌やインターネットでも「自分たちに合った住宅を買いたいと思うなら不動産会社で相談するのが良い」とよくいわれていますが、ご自身の経験を踏まえて話してくださった斉藤さんの言葉にはとても説得力があり、やはり住宅購入は、信頼できる不動産会社を見つけて頼れる担当者と一緒に進めて行くのがいちばんの近道なのだと強く感じさせられました。 |
