社宅の見直しがきっかけでした
茶色のサイディングが落ち着いた印象の照井さんのお宅。カ?スペースも2台分ありゆったりしている
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ご結婚以来、ご主人の会社の社宅にお住まいだった照井さん。お引っ越しを考えるようになったのは1人目のお子さんが生まれてしばらく経った、2006年の夏頃のことでした。きっかけをうかがうと「会社が社宅の見直しを行うことになり、数を減らして何ヶ所かに集約されるため、それまで住んでいた社宅がなくなるかも、という話が出たんです」と説明してくださったご主人。「もともと子供が小さいうちは家を買うつもりはなかったんですが、それまでの社宅がなくなれば引っ越さなければならないし、引き続き別の社宅に入っても家賃も上がってしまうということだったので、だったらそろそろ家を買おうかということになりました」と話してくださいました。
マイホームを購入されるにあたっての照井さんの条件は「場所はご主人の職場にアクセスしやすい横須賀線沿線の横浜から大船のあいだで、栄区にある奥さまのご実家からあまり遠くならないエリア、リビングが1階にある一戸建てで、日当たりが良く、1台分のカースペースと庭があること」というものでした。「予算も限られているので、駅からの距離にはあまりこだわりませんでしたが、主人の通勤時間が1時間以内というのは最初からの条件でした」と奥さま。また「一軒家なら絶対に庭付き、と最初から思っていました」とそろって語ってくださったお2人は「社宅のコンパクトな快適さが気に入っていたので、部屋数も少なくて構わないと思っていましたし、むしろ家は小さい方が良いと考えていました。建物は小さく、その分庭を広く…というのが希望でした」と語ってくださいました。
担当営業さんは本音で話してくれる方でした
条件に合う住宅を探すため、いろいろな物件情報をチェックするようになった照井さん。そんな照井さんの目に止まったのが、フリーペーパーに出ていた大和住販の広告でした。「それまでに大和住販の名前はラジオCMでも聞いたことがあったので、広告を見てちょっと行ってみようという気になりました」とご主人。こうして2006年10月頃、ご一家は大和住販に足を運ばれました。「お店は明るくて入りやすい雰囲気でした」と初めて訪れた印象を語ってくださったお2人。「自由に見られる情報がたくさんあったのも良かったです」とのこと。また奥さまは「話をしているあいだなどに子供を遊ばせておけるキッズスペースがあったのも助かりました」と話してくださいました。
担当の営業さんについては「とても話しやすい方で、こちらの要望や質問にいつもしっかりと応えてくれました」と語ってくださったお2人。ご主人は「不動産会社の人はなんとなく紹介する家の良いところだけを言って、とにかく買ってもらおうとするというイメージがあったんですが、営業さんは何でも本音で話してくれている感じで、信頼感が持てました」とその印象を語ってくださいました。さらに「営業さんは購入に必要なさまざまな費用や住宅ローンなどのことも丁寧に説明してくれました」とお2人。「できるだけ月々の支払いを抑えたいと思っていたのですが、営業さんは住宅ローン専門のスタッフと一緒に月々の返済額を試算したり、ローンの組み方のプランなどを一緒に考えてくれたりしたので、心強かったです」と話してくださいました。
ここを買わないと後悔すると思ったんです

2方向に掃き出し窓があるリビングは、日当たりも風通しも良好
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照井さんが現地に足を運んでご覧になった住宅は全部で4件。現在のお住まいもそのなかの1件ですが、じつは当初はご案内の予定に入っていなかったのだそうです。「案内の最後に、ここも良さそうなので行ってみませんか?ということで、連れて来てもらったのがこの家だったんです」と話してくださったお2人。ご覧になったときはまだ更地だったそうですが「ひと目見て、けっこう広いなと感じました」とご主人。奥さまは「見に行ったほかのどの家よりも日当たりが良いのがすぐに分かりました。日当たりは大事な条件だったので、ここは良いなと思いました」と話してくださいました。
大きな収納を設けても十分な広さのある明るい洗面スペース
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また、周囲は静かな住 宅街で環境も良く、とにかく場所が気に入ったとのこと。さっそく建物の間取り図などの資料をご覧になり、これならと納得されたお2人はすぐに購入を決められました。
「図面だけでは よく分からない部分もありますが、駐車場も庭もしっかり取れていましたし、間取りにも気に入らないところはなかったのでこれなら大丈夫かなと思えたんです」とおっしゃるのはご主人。奥さまは「建物の外観や内装、設備の色など、間取り以外の部分を自分たちで選んで決めることができるというのも、良かったです」と、更地の段階で購入されるからこそのメリットが決め手のひとつになったことを話してくださいました。
さらに 「ほかにも見に来ていた人がいたことや、営業さんの『住宅購入は巡り合わせも大きな要素ですから』という言葉も早い決断に繋がったかも知れないですね」とおっしゃるお2人。「もちろんそれで焦って決めたわけではありませんが、直感が働いたというか、ここを買わないと後悔するかも知れないと思ったんです」と話してくださいました。
不満はひとつもないです
2階のひと部屋には明かり取りもある広めのロフトが造られている
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こうして照井さんが購入されたのが、横浜市戸塚区の高台にある新築住宅。閑静な住宅街の一角、100m2強の土地に照井さん自ら選んだという落ち着いた茶色の外観が印象的な2階建ての家が建てられています。建物の手前にあるのは、当初車1台分だったものを、建設会社に相談して車2台が停められるよう調整してもらったという広いカースペース、建物の奥にあたる南側にはお2人のご希望どおり、日当たりの良い、広いお庭が造られています。家の間取りはお2人が「広すぎるくらいです」とおっしゃるゆったりとした3LDK。1階に約15畳の広さがあるLDK、2階には6畳の洋室が2部屋と5.25畳の洋室が1部屋あり、うち1部屋には勾配天井の高さを上手く活かした広めのロフトが設けられています。
外観や内装などをご自分たちで選んで建て られた家だけあって、とても気に入っていると話してくださったお2人。「壁紙やフローリングの色、お風呂やキッチンの設備の色などをひとつずつ決めるのは、時間もかかって大変でしたが楽しかったです」と振り返ってくださいました。さらに「建設会社の方に相談して、こちらの要望に合わせて変更してもらった部分もあるんです」と明かしてくださったのは奥さま。「図面では窓になるはずだったリビングの一角を、作り付けのクローゼットにしてもらったんです。収納力も十分で、本当に便利で助かっています」とのこと。ほかにも必要がないと感じたキッチンの勝手口を無くしたり、1階に洗濯物を干すスペースを造ってもらったりしたのだそうです。お2人は「建設会社の方はいろいろな希望を受け入れて、よく対応してくれました。本当に自分たちの思いどおりの家になったので、不満はひとつもないです」と笑顔で話してくださいました。
直感を信じて良いと思います
照井さんがご新居にお引っ越しをされたのは2007年5月のこと。2008年には2人目のお子さんが生まれ、現在は4人家族です。お引っ越し当初は不便な場所なのでは?という不安があったそうですが、実際にはスーパーやお子さんを遊ばせられる公園など、生活に必要なものはすべて近くに揃っていてとても便利とのこと。最寄り駅へも車なら5分ほどで行けるため、まったく不便はないそうです。また、奥さまは「実家にも近いので何かと心強いですし、小学校も遠くないので、子供が大きくなってきても安心です」と話してくださいました。
ご夫婦の希望だった日当たりの良い広いお庭。白い石を敷いたスペースはご主人自ら造られたとのこと
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さらに「やはり庭のある暮らしは楽しいです」と話してくださったお2人。お引っ越し当初から花壇を造ったり木を植えたりして楽しまれているとのこと。「いまはベリー系の実のなる木を植えています。子供も大好きなので喜んでいます」とおっしゃるのは奥さま。また、ご主人がお友達を呼んでバーベキューをされることもあるのだとか。お2人は「好きなものを植えて増やせるのが持ち家の庭の良いところなので、これからも楽しんでいきたいです」と話してくださいました。
これからマイホームを購入される方へのメッセージをお願いすると「ある程度条件に合っていて、良いなと思ったら買うことです。あとからやっぱりあれが良かったと思っても、もう遅いということもありますから」ときっぱりおっしゃるお2人。奥さまからは「私たちの場合なら“日当たり”と“庭”でしたが、条件を重要な方から並べて、上位2つか3つがクリアされていれば良い家だと思います」と、具体的なアドバイスも。最後に「ここだ!と思ったら、直感を信じて良いと思います。私たちも本当に買って良かったと思っていますから」と話してくださったお2人の力強い言葉が印象的でした。
照井さんご一家は、ご勤務先の社宅の見直しをきっかけとして、日当たりが良くお庭の広い、ご希望どおりのマイホームを手にされました。最初は「家は小さい方が良い」という希望はあまり聞かないな、と感じたのですが、ご購入までの経緯をうかがっていて、狭いより広い方がなんとなく良いという一般的な考えではなく、「建物よりもお庭の広さや日当たりを優先したい」というしっかりとしたご自分たちの基準があったからこそ、照井さんは迷いのない住宅選びと素早い決断ができたのではないかと感じました。
照井さんも「条件の上位2つか3つに当てはまれば良い家だと思う」とおっしゃっているとおり、すべての条件にピッタリの住宅はありません。だからこそ、家族のライフスタイルや希望などをしっかりと踏まえて、漠然と良い家ではなく、本当に自分たちに合った家を探すための、本当の条件を見付けることが大切なのだと思います。 |