オーナーズインタビュー 北村さんファミリー

このコーナーでは、マイホームを購入された方の新居にお邪魔して、住宅購入にまつわるさまざまな体験談をうかがっています。納得のマイホームを手に入れた方々の生の声を、皆さんのこれからの住宅購入に役立ててください。

自分の家が建つのを見るのは嬉しいものですね。北村さんファミリー 北村さんファミリー
北村さんファミリー 北村さんファミリー
北村さんファミリー

 今回おうかがいしたのは、4人家族の北村さんご一家が暮らす横浜市金沢区の新築住宅です。それぞれ小学校と幼稚園に通うお子さんをお持ちで、ご主人はお仕事がら転勤が多いという北村さんがマイホーム購入を決意されたきっかけ、また住まい選びのポイントとはどういったものだったのでしょう。お引っ越しまでのプロセスやご新居での新しい暮らしの様子など、たっぷりとお話しいただきました。

子供の学区内での引っ越しが条件でした

明るいベージュのサイディングが明るくスッキリとした印象の北村さんのお宅 明るいベージュのサイディングが明るくスッキリとした印象の北村さんのお宅

 北村さんご一家は2009年6月、現在のお住まいに引っ越されました。それまでもこのご新居からほど近い場所にお住まいだったのだそうです。「主人の横須賀への転勤でこの近くに引っ越して来たのがちょうど2年ほど前なんです」と奥さま。住宅購入を思い立ったきっかけをうかがうと「主人の仕事は転勤が多いんですが、その度に子供を転校させるのはかわいそうなので良いところがあれば購入しようと思ったんです」と、現在小学校2年生と幼稚園の年中さんだという2人のお子さんのことを考えての決断だったことを話してくださったのは奥さま。またご主人は「いろいろなところに転勤はあるのですが、横須賀での勤務が多いので、また転勤になる前にこの近くで良いものを見つけられればという思いもありました」と話してくださいました。
 住宅を探されるにあたって、北村さんが条件として挙げられていたのは、お子さんが通っている小学校の学区内であること、ご主人の通勤のため京急の駅まで歩ける範囲であること、でした。お2人は「家自体は広くなくても良いと思っていたんですが、やはり学区と通勤は譲れない条件でした」と、最初からしっかりとエリアを絞り込んだ住宅探しだったことを明かしてくださいました。 こうして2008年の半ば頃から、地元の不動産会社に足を運ばれるなど、具体的に住まい探しを始められた北村さんですが、コレだと思える住宅はすぐには見つからなかったとのこと。お2人は「子供の学区内で売り出される家の数がとても少なかったこともあり、なかなか良いものに巡り合うことはできませんでした」と話してくださいました。


大和住販に行ったのは友人の勧めでした

 条件に合う住宅に巡り合えないまま住宅探しを続けられていた北村さんですが、しばらく探すうちに、一度は「ここなら良いかな」と思える住宅を紹介してもらうことができたのだそうです。しかし、その住宅を購入されることはありませんでした。「そのときお願いしていた不動産会社がとても積極的というか、強引にも感じられる点が多かったことから、結局購入を決めることができませんでした」と話してくださったのは奥さま。そんなとき、奥さまのお友だちに「大和住販に行ってみれば?」と勧められたことがきっかけとなり、北村さんは大和住販にご連絡を取られたのだそうです。「問い合わせの電話に出た営業さんが担当者になったんですが、資料を持ってすぐ前の家に来てくれました」と奥さま。「その後も必要なことがあると営業さんは家に来てくれることが多くて、実際に大和住販に行ったのは、最初に連絡してからしばらく経ってからでしたね」と振り返ってくださいました。
 北村さんの住宅探しが大きく動き出したのはそれから間もなく、現在のお住まいの近くの家を見に来られたときのことでした。「ほかの不動産会社の案内でここのすぐ近くの家を見に来たとき、まだ空き地だったこの家の場所が目についたんです。すぐに営業さんに連絡をして『あそこはどうなんですか?』と相談しました」と説明してくださった奥さま。「今から思えば、たまたま通りかかって見ただけだったのに、すぐに営業さんに聞いてみようと思ったのも、ビビッとくるものがあったからなんだと思います」と話してくださいました。


自分の家が建つのを見るのは嬉しいものですね

正方形に近い形のリビングは広々とした印象。ダークブラウンのフローリングは奥さまが選ばれたとのこと 正方形に近い形のリビングは広々とした印象。ダークブラウンのフローリングは奥さまが選ばれたとのこと
 「営業さんにこの家を案内してもらってからは、トントン拍子でしたね」と話してくださった奥さま。現地をご覧になって説明を受けてから購入を決断するまでも、それほど時間はかからなかったとのこと。「子供の学区内で道が平坦な場所はなかなかないので、ここなら良さそうだと思いました」とお2人。まだ建物が何も建っていない状態でのご購入だったことについては「ここを建てるのと同じ工務店が建てた家や、

リビングとは独立したかたちになっていて、使い勝手が良さそうなダイ二ングスペース リビングとは独立したかたちになっていて、使い勝手が良さそうなダイ二ングスペース
建てている途中の家を見せてもらうことができたので、これなら大丈夫かな、と思いました」と話してくださいました。また「営業さんは、分からないことや気になっていることを話すと、忙しくてもすぐに調べて返事をしてくれました」と奥さま。「不安や疑問をすべて取り除いてくれたので、安心して購入に踏み切ることができました」と営業さんの対応も、スムーズなご購入に繋がる1つのポイントになったことを話してくださいました。
 さらに「まだ建てる前の状態だったので、セミオーダーというかたちで、フローリングや建具の色、外壁の仕様、キッチンやお風呂など設備の色などを選ぶことができたんです」と奥さま。「いろいろなアドバイスを受けながら、工務店の方と3回ぐらい打ち合わせをしました。決めることがたくさんあり大変な面もありましたが、楽しみながらできました」とのこと。以前のお住まいと近かったこともあり、建築中も毎日のように現場に足を運ばれていたという奥さまは「自分たちの家が出来上がっていくのを見るのは、やっぱり嬉しいものですね。ここにはこんな家具を置こうなどと考えていると夢が広がって、期待しながら完成を待っていました」と話してくださいました。


満足度は100%です

お子さんたち2人のための子供部屋。部屋の形が良いため、勉強机を2つ置いてもまだ広く感じられる お子さんたち2人のための子供部屋。部屋の形が良いため、勉強机を2つ置いてもまだ広く感じられる

 こうして、2009年の5月、横浜市金沢区の住宅街の一角に完成したのが北村さんのマイホーム。明るいベージュのレンガ風サイディングを施した2階建ての住宅です。古くからの住宅街の落ち着いた環境にありながら、京急沿線の2つの駅のほぼ中間点に位置し、どちらからも歩いて15分ほどという便利さも兼ね備えています。玄関脇に車一台分の駐車スペースを備えた建物の間取りは3LDK。1階に約15畳のLDKとお風呂などの水回り、2階にそれぞれ6畳、7畳、7.5畳の洋室が3部屋という造りです。正方形に近い整形地という土地の形を上手く活かして設計されているため、どの部屋も広いだけでなく、使いやすい形をしているのが特徴です。
 ご新居の気に入っている点をうかがうと、「やはり、以前と比べて家が広くなったのは良いですね」と話してくださったのはご主人。また、キッチンやお風呂などの設備が充実しているのも、嬉しいポイントだとのこと。

7畳の広さがある2階の1室。デザイン性の高い窓の配置がお洒落な印象 7畳の広さがある2階の1室。デザイン性の高い窓の配置がお洒落な印象
一方、1階のフローリングやキッチン周りの色などをご自分の希望で選ばれたという奥さまは「部屋が少しでも広く見えるようにと考えながら選んだんですが、落ち着いた雰囲気になって良かったと思います」と話してくださいました。さらに「当初のプランでは2階にもトイレがあったんですが、必要ないという主人の意見で物入れに変更してもらったんです」とご家族の生活に合わせた変更を加えられたことも話してくださった奥さま。「とにかく子供たちが新しい家を喜んでいるのがいちばんですね。不満に思うところはないので、満足度は100%です」と話してくださいました。


子供たちがよく外で遊ぶようになりました

窓も大きく明るいバスルーム 窓も大きく明るいバスルーム

 マイホームの完成後、すぐにお引っ越しをされたという北村さん。引き渡しまでの流れもスムーズだったとのこと。引っ越してからのご様子についてうかがうと「生活圏がほとんど以前と変わらないので、引っ越し後のストレスがないのは良いです」と奥さま。また「小学校が子供の足でも10分程度と今までより近くなりましたし、中学校も近くにあるのでこれからも安心だと思います」と話してくださいました。さらに「今まではエレベーターのない建物の5階に住んでいたので、外に出ることも少なかったんですが、引っ越してから子供たちが本当によく外に出て遊ぶようになりました」と話してくださったお2人。「家の前の道路はほとんど車通りがないので、子供たちの格好の遊び場なんです」とのこと。奥さまは「ここは古くからの住宅街なので住んでいる人たちの年齢層も高いんですが、近くのおじいちゃんおばあちゃんが、子供たちに友だちのように接してくれているのを見ると微笑ましいですね」と話してくださいました。
 最後に、これから住宅を購入する方へのアドバイスをお願いすると「住宅ローンや金利などについて、知っていると良いと思います」とご主人。「もちろん不動産会社で説明を受けることはできますが、やはり自分で決めることなのである程度勉強した方が、しっかりとした判断ができると思います」と話してくださいました。また、「まずは不動産会社選びだと思います」とおっしゃるのは奥さま。「良い不動産会社と営業マンを選べば、遠回りをせずに納得できる住宅購入ができるはずです」とのこと。「買う側のことをちゃんと考えてくれる営業マンに巡り合うことが大切だと思います」と力強く話してくださいました。


お話をうかがって・・・

 北村さんは、ご主人が転勤になってもお子さんたちを転校させなくても済むようにというお考えからマイホームを購入されたご一家でした。お子さんの小学校の学区内という条件のため、多くの住宅を紹介してもらうことは出来ないなか、住まい探しを続けられていた北村さんが、たまたま通りかかって気になった場所が現在のお住まいだとうかがって、やはり“家との縁”というものはあるのだな、と感じました。そして、それをすぐに営業さんに相談したことが、ご購入を実現するためのいちばんのターニングポイントになったのではないかと思います。
 そう考えると「良い不動産会社と営業マンに巡り会うことが大切」とはっきりと話してくださった奥さまの言葉は本当に貴重なアドバイスだな、と改めて思いました。

生活をイメージできるような住宅をご紹介していきたいです
 北村さまは最初からお子さまの小学校の学区内というハッキリとした条件をお持ちでした。そのエリアにはご紹介できるご住宅が少なかったため、広告に未公開のものも含めてすべて下見したのですが、多くのご住宅をご紹介することはできませんでした。
 北村さまにご購入いただいたのは、ご自身が目に留めて私にご相談いただいたご住宅でしたので、お話をうかがってすぐ、売主が信頼できる会社かどうか調査、確認したうえでご紹介しました。また、安心してご購入いただくために、同じ工務店が施工した建物をご案内し、現場監督から直接、建物の説明やご自分たちで選んでいただける範囲の説明をしてもらいました。家の仕様を決める打ち合わせは北村さまと工務店とのあいだで行われましたが、私はこれまで私からセミオーダーのご住宅を購入してくださったお客さまの声などを含めて、アドバイスさせていただきました。また、建築中は現地に足を運び、工事の状況や行程を確認してご連絡をさせていただきました。北村さまは「不安はすべて営業さんが解消してくれた」とおっしゃってくださいましたが、北村さまが不安やご要望などを、すべてきちんと私に伝えてくださったことが、良い住宅購入に結びついたのだと思います。
 私はこの仕事をしていくうえで、お客さまの考えを十分に理解すること、プロとしての自分の考えやご提案をしっかりとお伝えすることを常に意識しています。これからも、実際にお住まいになってからの生活をイメージできるようなご住宅をご紹介できるよう、頑張っていきます。