3ヶ所にバルコニーを設けた造りが個的な森脇さんのお宅。淡いベージュとグレーのサイディングが落ち着いた印象
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今回、買い換えで川崎市高津区に一戸建てのマイホームを購入された森脇さんは、それまで同じ川崎市内の分譲マンションにお住まいでした。買い換えを考えられたきっかけをうかがうと「3人目の子供が出来たことですね」とお2人。「住んでいたマンションは3LDKだったんですが、あと2年で上の子は中学生になりますし、子供が3人だといずれ部屋数が足りなくなるのは明白なので、今2歳になる下の子が産まれた頃から本気で考え始めました」とのこと。さらにご主人は「あと2~3年経つとマンションの築年数が15年を超えてしまうので、売れるときに売ろうという考えもありました」と話してくださいました。
買い換えにあたって、4LDK以上の間取りの一戸建てを希望された森脇さん。場所はお子さんの学校の学区内、それが難しければご主人の会社の近くが条件だったとのこと。さらにそのほかの点に関して、奥さまは「家は3階建てでも道が平坦なこと、駅に近く買い物も便利で、日当たりが良いところ」、ご主人は「駅から多少遠くても2階建てで2台分の駐車スペースがあり、土地が広く静かなところ」と、それぞれ違ったご希望をお持ちだったことを話してくださったお2人。「予算も考えると、2人のうちどちらかの希望を優先するしかないということになりました」とおっしゃるご主人は「私は普段出張も多いですし、わがままを言っても意味がないと思ったので、家に居ることの多い妻の意見をできるだけ尊重することに決めました」と語ってくださいました。

2008年の春頃から、本格的に住宅探しをスタートされた森脇さん。ご主人は「住んでいたマンションがいくらぐらいで売れて、住宅ローンでいくら借りられて、それによってどのくらいの価格の家が買えるのかを知らないと計画が立てられないので、まず不動産会社にマンションの査定を依頼しました」と話してくださいました。その一方でご購入に向けて具体的な住宅探しにも積極的に取り組まれていたというお2人。「子供の学区内という以前のマンションから近いエリアを希望していたため、入って来るチラシの情報を見て直接現地にオープンハウスなどを見にいくことも多かったです」とおっしゃる奥さまは「その時期は『マンションが売れないと買えないのにね』と話しながら、休みごとにどこかの家を見に行っていました」と語ってくださいました。
このように買い換えに向けての準備を着実に進められた森脇さんは、2008年の10月頃、マンョンを売りに出されました。しかし、なかなか買い手が付かなかったとのこと。ご主人は「サブプライム問題が起こったすぐ後だったこともあってか、売りに出して2カ月で内覧が1組しかないという状態でした」と振り返ってくださいました。
また、ちょうどその頃、チラシをご覧になって訪れた新築住宅の現場で、大和住販の営業マンに出会われたと話してくださったお2人。「現地で話をした営業の方の印象が良かったので、一度大和住販に相談してみようと思いました」と、大和住販に足を運ばれたきっかけを話してくださいました。

南と西の2方向に窓があり、一日中日射しが入る明るいLDK
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2009年の1月、大和住販を初めて訪れた森脇さんご一家。奥さまはそのときの印象を「お店の中が明るく情報などもよく整理されていて、それまでに行った何社かの不動産会社と比べても、安心できる大手の会社という印象でした。子供が遊べるキッズスペースがあったのも良かったです」と話してくださいました。
キッチンは収納力たっぷりで使いやすいL字型。シンク側には窓もあり明るい
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「担当になった営業さんに、改めて買い換えについて相談し、売却と購入のタイミングを上手く合わせて、引っ越しは1回で済むようにしたいとお伝 えして、売却についても大和住販にお願いすることにしました」と語ってくださったお2人。最初の1 カ月はあまり問い合わせもなかったそうですが、その後売却価格を見直すなどした結果、だんだん内覧者の数が増えていったとのこと。ご主人は「最初に売りに出してから6カ月かかりましたが、大和住販に依頼して約2カ月後の3月終わりには、納得できる価格で売却を決めることができました」と、長かったマンション売却までの経緯を話してくださいました。
また、売却と平行して進められていたご購入の準備について「マンションが売れれば数カ月後には出なければならないと分かっていたので、売れそうだという情報を受けてすぐ、そのとき見たいと思っていた住宅をすべて1日で回りました」と話してくださったご主人。「ここはそのとき見た5件のうちの1件です」と説明してくださったお2人は「それまで20件以上の住宅を見て来たなかでも、ここはいちばんよく条件を満たしていて、すぐにここにしようと決めることが出来ました」と話してくださいました。

お子さん2人が机を並べる3階の子供部屋は広さが9畳ありゆったりとしている
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「ここの申し込みをしたのは、見に来た当日でした」とおっしゃる森脇さん。その決断のいちばんのポイントは日当たりだったとのこと。「ここは全部で11棟の分譲地で、最初私たちはこの分譲地のなかでほかの家を検討していたんです。でも、実際に中を見てみるとこの家の方が日当たりが良かったので、こちらを選びました」とお2人。奥さまは「この家は完成したばかりで、ちょうど見に来た日から内覧を始めたところだったと聞いて、何か縁があったのかなと感じました」と話してくださいました。
こうして森脇さんの新たなマイホームとなったのが、川崎市高津区の新築一戸建て。南と西を道 路に面した日当たりの良い土地に建つ、1階部分にビルトインタイプの駐車スペースを備えた3階建ての住宅です。間取りは4LDK。1階には5.2畳の洋室とお風呂、2階には一家の生活の中心となる12.5畳のLDKと隣接する6畳の和室、3階にはそれぞれ9畳と6畳の洋室2部屋が配されています。トイレは1階と2階の2ヶ所。
広さ6畳の3階の洋室。大きなベッドも余裕をもって収まっている
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バルコニーは2階に1ヶ所、3階に2ヶ所の計3ヶ所あり、ご家族5人の洗濯物や布団干しにも十分なスペースが確保されています。
お気に入りのポイントをうかがうと「日当たりが良くて、照明をつけなくても明るいのは良いですね」と奥さま。また「それぞれの部屋が広くてきちんと収納があるのは助かります」とのこと。とくに3階の9畳の部屋にある広さ約2畳のクローゼットは重宝しているとのこと。お子さんたちも「家が広くなって子供部屋ができて良かった」、「暑いぐらい日当たりが良い!」と思い思いに語ってくださいました。

LDKに隣接する6畳の和室。しっかりと収納も設けられている
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森脇さんがご新居にお引っ越しをされたのは、2009年5月下旬のこと。ご契約などの手続きの時期にお子さんの新学期が始まり、さらにご主人の出張が重なったため、お引っ越しまでの数カ月間、ご一家は大忙しでした。奥さまは「子供が林間学校から帰って来るのがちょうど引き渡しの日だったので、子供が『前のマンションとここと、どっちに帰れば良いの?』と言っていたのを思い出します」と振り返ってくださいました。
お引っ越し前との変化についてうかがうと「以前は分譲とはいえマンションだったので、家の中に手を加えるのはなかな か難しかったんですが、これから自由にできると思うと嬉しいです」と奥さま。「好きな照明を付けたり、玄関に棚を付けたり、いろいろやりたいですね。子供たちは2段ベッドを欲しがっています」とのこと。さらに「前のマンションでは坂が危なくて外で遊べなかった子供たちも、今は家の前で遊んだり、近くの小川にザリガニやメダカを採りに行ったりもできるんです」と、お子さんが安全にのびのびと過ごせる環境の良さについても語ってくださいました。
日当たりの良い3階のバルコニー。物干はご自身で付けられたとのこと
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最後にこれから住宅を購入される方へのアドバイスをお願いすると「予算の制約もあるなかで、どれが本当に大事な条件かを上手く見極めることが大切だと思います」とお2人。さらに「まずは動いてみることですね」とおっしゃるお2人は「私たちも実際の家を見に行ったり、不動産会社の人と話したりしてみていろいろなことが分かり、購入の実現に近付くことができました。まず行動を起こしてみてください」と語ってくださいました。
森脇さんは買い換えによって一戸建てのマイホームを手にされたご一家でした。3人のお子さんたちがいずれそれぞれご自分の部屋を持てるようにと考えてのお引っ越しでしたが、現在、お子さんたちが以前より広く快適になったご新居を気に入って、のびのびと過ごされているご様子を見ているだけで、今回のご購入はご一家にとって本当に良い選択だったのだな、と感じられました。
また、お話をうかがっていて、マンションの売却とご新居購入のタイミングを合わせるなど、買い換えならではの大変さもあるなか、良い住み替えを実現できた鍵は、ご夫婦の積極性と行動力にあったのだと感じました。お2人が語ってくださったとおり、まず動いてみること、不動産のプロに相談したり実際の家を見たりして、自分たちの経済力やライフスタイルなどに合った計画を立てることが大事だと改めて思いました。 |