1階と2階で表情の違う外壁材を組み合わせたコントラストが個性的な新井さんのお宅
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新井さんご一家は今回マイホームにお引っ越しをされるまで、静岡県の賃貸マンションにお住まいでした。ご購入の直接のきっかけになったのは、ご主人の横浜への転勤が決まったことだったそうです。奥さまは「それまで住んでいた静岡も転勤先でしたし、子供たちがそれぞれ中学生と小学生なんですが、学校のことなどもあるので、次の転勤のときには購入して落ち着こうと考えていました」と話してくださいました。
「私たちがそれぞれ埼玉県と東京都の出身なので、当初はその中間地点辺りで探せればと思っていました」と話してくださった お2人。しかし、転勤後の勤務先が新横浜 だったことから、横浜方面での購入を考え られるようになったとのこと。奥さまは「子供たちは静岡育ちなので、すこしでものどかなところの方が馴染みやすいかな、という考えもありました」と話してくださいました。そのほかのマイホームに対する条件については「あまり細かくは決めていなかったんです」とおっしゃるご夫婦。「希望は4LDK以上の一戸建てで、できれば駅から歩ける範囲という程度でした」と話してくださいました。

こうして静岡で暮らしながら横浜にマイホームを探されることになった新井さん。探し始めたのは2010年4月の転勤を控えた3月の中旬頃のこと。ご主人は「まずはインターネットの物件情報サイトで検索して資料をもらい、何件かピックアップして実際に見に行くというかたちでした」と振り返ってくださいました。
「大和住販に行ったのは、フリーペーパーの広告を見て問い合わせをしたのがきっかけでした」とご主人。「担当の営業さんは丁寧で熱心に対応してくれました。静岡から来るのが分かっていたので、条件に合わせて図面などを準備しておいて、一気にまとめて見に行けるようにうまく手配してくれていました」と話してくださったのはご主人。また 「見に行く時間が取れず、少し期間が空くと『次はいつ来られそうですか?』と電話をくれるなど、上手にコントロールしてくれたというか、ペースを作ってくれたと思います」と奥さま。「何回かお会いするうちに、早くとは思っていてもなかなか積極的になれない私たちの性格まで分かってくれていたのかも知れませんね」と話してくださいました。

明るい色でまとめられた暖かみのあるリビング |
新井さんが現在のお住まいのご購入を決めたのは、探し始めて1か月半ほど経ったゴールデンウィーク中でした。ご主人によると「新横浜に近い横浜線沿線を中心に検討していたとき、小田急線沿線でも通勤にも不便のない川崎市内のこのエリアを紹介してくれたのは営業さんでした」とのこと。 「ここを見学したときは、まだ建物は建っていませんでした」とおっしゃるのは、最初にお一人で現地をご覧になったという奥さま。「建物については図面での確認でしたが、建築前なので変更もできるということ でしたし、見に来たとき、近くの並木の桜がきれいで良い住宅街だなと思い、それを主人に話したんです」とのこと。「じつは、妻がここを見に来たころ、新横浜に近い別のところを考えていたんですが、
リビングの隣には和室があり、引き戸を開け
放つことで、空間がより広々と感じられる
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周りの環境のことで家族に反対されていたんです」と明かしてくださったご主人は「妻の話をきいて、その翌週、2人でここを見に来ました。そのときも2~3件、違うところを見せてもらったんですが、やはりここにしようと思いすぐに決断しました」と話してくださいました。
奥さまは「ここを見たときは、探すのに疲れてしまい、今回見て良いものがなかったら借家か中古マンションを考えようと思っていたんです」と振り返りながら「ギリギリのタイミングで良いものに出合えて良かったです」と語ってくださいました。

「2階の部屋の明るい日差しが好き」と話してくれた小学生のお子さんの部屋 |
こうして新井さんご一家の新しいお住まいとなったのが、川崎市多摩区の高台、落ち着いた住宅街の一角に建つ新築一戸建 て。37坪ほどの広さがある土地にゆとりを持って建てられた2階建て住宅には、カースペースもしっかり設けられています。間取りは当初のご希望どおりの4LDK。1階に17畳ほどある広々としたLDKと和室、2階には3部屋の洋室が配されています。
「契約のときはまだ変更が可能なタイミングだったので、収納を増やしてもらったり、バルコニーを少し広げてもらったり何か所か変更してもらいました」と説明してくださったのは奥さま。
明るい洗面室はキッチンから直接入れる造りになっていて家事動線も良いとのこと
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そのほかには設備など のカラーセレクトをされたとのこと。ご主人は「静岡から何回も来ることはできなかっ たので、1回の打ち合わせで全部決めました」と話してくださいました。また「私たちが遠方にいることを考慮して、営業さん が必要なもののリストを作ってくれていたので手続きなどもスムーズでした」とおっしゃるのは奥さま。「建築中は営業さんも進ちょく状況を連絡してくれましたし、遠かったわりには現場にも足を運んだ方だと思います」とおっしゃるお2人は「最初はこんなスペースに図面どおりの家が建つのかと思いましたが、完成までは本当に早かったですね」と話してくださいました。

マンションのときの2倍はあるという 広い玄関は収納力もたっぷり |
ご新居にお住いになってのご様子をうかがうと「やはり以前のマンションよりも広くなったのが良いですね」とお2人。「収納を 増やしたことで物がすっきり片付いて良かったです」とおっしゃるのは奥さま。また「ここは車の通り抜けができないので静かですし、近くに緑地があって自然も多いんです」とのこと。「子供の学校ものんびりした感じで、穏やかでいいなと感じました」 と話してくださいました。
「家を買って良かったことは?」とうかがうと「転勤のたびに家族を振り回さずに済むのが何よりです」とご主人。奥さまも「家の中を自由にできるのは嬉しいですし、もう引っ越さなくていいという安堵感があり ます」とのこと。お2人ともマイホームを持つことで得られた安定感・安心感をそれぞれの言葉で語ってくださいました。
最後に住宅購入に関するアドバイスをお願いすると「ライフスタイルを見直して、譲れない部分が欠けている家はダメ、と線引きをするのは大事だと思います」と奥さま。また「紙の資料ではとくに周辺環境のことはよく分からないので、しっかり現地を見るのも重要ですね」とのこと。さらに「私たちの場合は営業さんが適度な後押しをしてくれたのも良かったのかなと思います」 とご自身の経験を振り返りながら「資料を眺めているだけでは夢ばかり大きくなりがちですが、現地を見て不動産会社の方によく話を聞いて、現実的に考えることが大事かなと思います」と話してくださいました。
新井さんはご主人の転勤に合わせて、静岡にお住まいになりながら横浜に通って住宅探しをされ、ご家族が落ち着いて暮らせるマイ ホームを 手にされました。奥さまもおっしゃっていましたが、遠方での 住宅探しはさまざまな大変さが あったと思います。それだけに、きれいな桜並木の近くに、ご家族の条件に合った住宅を見つ けた喜びは大きかったのではないでしょうか。
また、新井さんの「私たちの性格までわかってくれていたのかも」、「営業さんが適度な後押しをしてくれたのも良かった」という言葉からは、営業さんへの信頼感が感じられました。住宅探しには、買う側の気持ちを理解して、急かしたり押し付けたりせず、しっかりとした情報とプロとしてのアドバイスで、良い判断を促してくれる担当者の存在が、本当に大事なんだなと思います。 |