オーナーズインタビュー 長塩さんご夫婦

このコーナーでは、横浜・川崎・湘南エリアマイホームを購入された方の新居にお邪魔して、住宅購入にまつわるさまざまな体験談をうかがっています。納得のマイホーム・不動産を購入された方々の生の声を、皆さんのこれからの住宅購入に役立ててください。
 
 今回お話をうかがったのは、横浜市保土ヶ谷区に注文住宅を建てられた長塩さんご夫婦。当初、建売り住宅の購入を考えて大和住販を訪れたお2人が注文住宅を建てる決断をされるまでの経緯とは?また、お引っ越しまでには注文住宅ならではの苦労などはあったのでしょうか?細部までこだわったご新居のお気に入りのポイントや住み心地も含め、いろいろとうかがいました。
 
サーフボードを置くスペースが条件でした
 
真っ白な外壁と個性のある形に注文住宅らしさが感じられる長塩さんのお宅 真っ白な外壁と個性のある形に注文住宅らしさが感じられる長塩さんのお宅

 今回マイホームを購入されるまで、横浜市保土ヶ谷区の賃貸マンションにお住まいだった長塩さんご夫婦。今回、住宅購入を考えられたきっかけをうかがうと「賃貸マンションはいくら家賃を払っていても自分のものにはならないですし、前から家を買いたいと思っていたんです」とご主人。「住宅ローンを組むことを考えた時の年齢的なことも、きっかけのひとつですね」と話してくださいました。
ご購入にあたり、お2人が条件として挙げられたのは、まず街の雰囲気でした。「駅から歩ける範囲の落ち着いた住宅街が希望でした」とお2人。「それまでのマンションは便利でしたが、賑やかな駅前だったので、買うなら静かなところという思いは強かったです」とのこと。ご主人は「通勤のこともあるので、横浜駅からあまり遠くないところというのも条件でした」と話してくださいました。さらに「家の広さはそんなには求めていなかったんですが、玄関を入ってすぐサーフボードを置くスペースがあるというのも条件のひとつでした」とおっしゃるのはサーフィンがご趣味だというご主人。またお2人は、ウッドデッキがあることもご夫婦共通のご希望だったと話してくださいました。

 
最初は建売りで探すつもりでした
 
天気の良い日は富士山まで見えるという、2階からの眺め 天気の良い日は富士山まで見えるという、2階からの眺め
 長塩さんはこうしたいくつかの具体的な条件をお持ちでしたが、最初から注文住宅を建てようと考えられていたわけではなく「注文住宅は予算的にも手が届かないと思っていたので、最初は建売りの家で探すつもりでした」とのこと。そんなお2人が、現在お住まいの土地に巡り合われたのは2010年の2月初旬のことでした。
「家を探し始めてすぐ、電車の中吊り広告やラジオCMで馴染みのあった大和住販に行き、そこで営業さんから紹介されたのがここだったんです」と説明してくださったのはご主人。奥さまによると「大和住販には、参考に情報を見てみようと散歩帰りに立ち寄っただけだったのですが、営業の方が良いタイミングで声を掛けてくれたので、営業さんに条件などについて相談することができたんです」とのこと。その場ですぐ何件かの物件情報を紹介され、現地を案内してもらう約束をされたという長塩さんは「そのときはまだ、いろいろ見せてもらって絞り込んでいくつもりだったので、こんなに早く決まるとは思っていませんでした」と話してくださいました。ました。
 
予算内での注文住宅を提案してくれました
 

階段脇のリビングスペースは、家具などにお2人のセンスが光るくつろぎの空間 階段脇のリビングスペースは、家具などにお2人のセンスが光るくつろぎの空間
長塩さんが実際にご覧になった住宅は5~6件ほど。そのうち2ヶ所が土地でした。「とくに注文住宅の話はしていなかったんですが、営業さんが私たちの条件を聞いて、予算内で家を建てられそうな土地を提案してくれたんです」とご主人。「営業さんの丁寧な予算シミュレーションで、これなら注文住宅でも手が届きそうだと思うようになりました」とのこと。しかし現在お住まいの土地はすでにほかの方が申し込みをされていて、参考としてご覧になるしかなかったのだそうです。場所も価格もご希望に合っていたため「ここが空いていれば」と話しながら帰られたという長塩さん。

明るいダイニングは、上品で落ち着いた印象 明るいダイニングは、上品で落ち着いた印象
 そんなお2人に営業さんから「空いたんですが、どうですか?」と連絡があったのは翌日でした。
「気に入ってはいたのですが、下調べなどをしていなかったこともあり、いざ連絡をもらうと悩みました」と奥さま。「その翌日からの2日間、2人で旅行に出かけていたんですが、その間もずっと考えていました」とのこと。そして旅行から帰った翌日に改めて大和住販を訪れ、申し込みの手続きをされたというお2人は「ここを逃したらもう無いのでは?という気持ちもあったんですが、営業さんが最後まで急かしたり押し付けたりせず『条件は良いですが、お2人がここじゃないと思えば、また探しますよ』と言ってくれていたので、落ち着いて決断できたと思います」と話してくださいました。
 
デザイナーや建築会社に何でも相談しました
 土地のご契約後まもなく、建物の設計やデザインの作業をスタートされた長塩さん。「建築の知識などは無いので、打ち合わせでデザイナーや建築会社にどんどん相談して希望を形にしてもらいました」とお2人。「じつは、何も分からない私たちに、建築デザイナーと建築会社を紹介してくれたのも営業さんだったんです。みんな気さくで何でも相談しやすく、助かりました」とのこと。
お2人は「家の模型を作ってもらったり、いろいろな提案をしてもらったり、打ち合わせは楽しかったですね」と振り返ってくださいました。
プランが決まり、2010年7月に建築が始まると、現場にもよく足を運ばれたというお2人は「本当にイメージしたとおりになるかな、と思いながら過程を見るのも楽しかったです」と話してくださいました。
こうして2010年10月、横浜市保土ヶ谷区の閑静な住宅街に完成した長塩さんのマイホームは、144㎡という広い土地に建つ真っ白な外観の2階建て。1階にLDKとバスルーム、2階に8畳の寝室と引き戸で2部屋に仕切られた洋室2部屋という3LDKの住宅には長塩さんご夫婦のこだわりがつまっています。お2人は「すべて自分たちで決めるのは大変でしたが、イメージどおりになりました」と話してくださいました。
お2人の寝室。壁で仕切られた奥は扉のないウォークインクローゼットになっている お2人の寝室。壁で仕切られた奥は扉のないウォークインクローゼットになっている

機能性を考え2階にも洗面台が造られているのも注文住宅ならでは 機能性を考え2階にも洗面台が造られているのも注文住宅ならでは
 
 
ウッドデッキに続く土間がお気に入りです
 
そんなご新居のお気に入りのポイントをうかがうと「玄関からそのままウッドデッキに抜けられるように設計してもらった土間です。土間は家の外でも中でもない空間としてデザインしてもらったんですが、サーフボードも置けて、思った通りの空間になりました」とご主人。
また「階段を上った南向きの高い位置に明かり取りの窓を付けたのは良かったです。そこからの光の映り込みがとてもキレイなんです」とおっしゃるのは奥さま。さらに2階やリビングからの眺め、静かで落ち着いた街の雰囲気などを挙げてくださったお2人は「引っ越してから家でゆっくりしたくて早く帰るようになりました」と笑顔で語ってくださいました。
光が入りにくいことを考慮して、明かり取りの高窓が設けられている 玄関を入ってすぐのサーフボードの置かれた広い土間は、ウッドデッキまで続く通り土間となっている
(上)光が入りにくいことを考慮して、明かり取りの高窓が設けられている(右)
玄関を入ってすぐのサーフボードの置かれた広い土間は、ウッドデッキまで続く通り土間となっている

これから住宅購入をされる方へのアドバイスをお願いすると「注文住宅はお金がかかるというイメージですが、欲しいものだけを付けて要らないものは省けるといったメリットもあるので、ハッキリした条件があるのなら選択肢の1つだと思います」と語ってくださったお2人。「不動産のプロにちゃんと相談すれば、予算的にも手の届く提案をしてくれると思います」とのこと。「やはり住宅購入には“縁”があると思うので、分からないことは担当者に何でも教えてもらって、タイミングを逃さないことが大事かなと思います」と話してくださいました。

お2人のご希望だった大きなウッドデッキのある広いお庭はガーデニングも楽しめそう お2人のご希望だった大きなウッドデッキのある広いお庭はガーデニングも楽しめそう
お話をうかがって…
 長塩さんのご新居は、お2人の趣味やライフスタイルに合わせて、建築デザイナーと一緒に建てられた、通り土間や明かり取りの窓など、機能的でしかもスタイリッシュな工夫がいっぱいの、本当にステキなご新居でした。

長塩さんのお話をうかがってみて、ハードルが高いと思いがちな注文住宅も、条件によっては手が届くものなのかもしれないと思いました。そしてまた、長塩さんがご希望どおりの注文住宅を実現できたのも、条件や予算をしっかり把握した営業さんの提案があったからこそだったと思うと、やはりしっかりした提案をしてくれるプロのサポートも欠かせないものだとも感じました。
注文住宅に限らず、本当にその人に合ったマイホームと出合うためには、知識と経験を持つプロに希望や条件、予算などを正直に伝え、アドバイスや提案には柔軟に耳を傾けることが大事なのだと思います。