オーナーズインタビュー 野上さんファミリー

このコーナーでは、横浜川崎湘南エリアマイホームを購入された方の新居にお邪魔して、住宅購入にまつわるさまざまな体験談をうかがっています。納得のマイホーム・不動産を購入された方々の生の声を、皆さんのこれからの住宅購入に役立ててください。

家族とリビングに居ると我が家だなと実感します。

オーナーズインタビュー

野上さんファミリー

今回登場してくださったのは、野上さん。以前のお住まいで東日本大震災を経験され、マイホーム購入を決断されたというご一家です。地震を経て安全な住宅に住みたいという思いを強くされたご一家の、マイホームに対する条件とは?また、気に入った住宅に出合いながらすぐにご購入に踏み切れなかったのには、どんな理由があったのでしょう。ご購入までの詳しい経緯、新しいお住まいでの暮らしの様子、住宅購入のアドバイスなどをたっぷりお話しいただきました。

東日本大震災もきっかけに1つでした。

白い外壁とスタイリッシュなデザインが
印象的な野上さんのご新居

今回マイホームを購入されるまで、賃貸アパートにお住まいだったという野上さんご一家。住宅購入を決められたきっかけをうかがうと、ご夫婦は2つの理由を挙げてくださいました。「購入を考え始めた最初のきっかけは子供です」とお2人。「住んでいたのは4階建ての建物の3階部分だったんですが、子供が大きくなってきて走り回ると、やはりアパートは足音が響くようで、苦情が絶えなかったんです」と話してくださいました。

続いて「もう1つのきっかけは3月の東日本大震災でした」とお2人。奥さまによると「あの地震のとき、近くにある私の実家では何の被害もなかったのに、私たちのアパートはすごく揺れて、物が落ちたり壊れたりしたんです」とのこと。さらに「私は2人目を妊娠中で子供と家にいたんですが、ここはエレベーターもないし、もう1人が生まれていたら、2人を連れて逃げるのは無理だなと感じました」と明かしてくださった奥さまは「仕事がら建築に詳しい父からの『このままそのアパートに住むのは危ないのでは』というアドバイスもあり、しっかりとした家を買って、安全なところに安心して住みたいという思いがより強くなりました」と語ってくださいました。

3階建ても選択肢に入れることにしました。

白い内装に合わせ、カーテンや家具も
すべて白で統一されたリビングはすっきりとした印象

こうした経緯でマイホーム探しを始められただけに、野上さんは地盤や建物の安全性に非常に高い関心をお持ちでした。そのほかの条件についてうかがうと、「当初は老後のことなどを考えて、坂の上ではない、2階建ての家を希望していました」とお2人。また「リビングが広いことと、4LDKという間取りは外せない条件でした」とのこと。さらにエリアについては「以前からずっと住んでいる高津区で、駅から近ければなお良いと思ってました」と話してくださいました。

まずチラシなどで物件情報をチェックされ、気に入った住宅を実際にご覧になるため、不動産会社に足を運ばれたという野上さん。最初に訪れた不動産会社では10件以上の住宅を紹介されたとのこと。しかし、なかなか条件に合う住宅には出合えなかったのだそうです。「希望するエリアの2階建ての家は、急な坂の上などにあるものが多かったんです」とご主人。そこで条件を見直されたお2人は、「すべての条件をクリアするのは難しいと思い、譲れない条件や予算を考慮して、同じエリアの3階建て住宅も、選択肢に入れることにしました」と話してくださいました。

営業さんが不安を全部解消してくれました。

窓も大きく明るいダイニングスペース。
モダンなデザインのダイニングセットが良いアクセントに

「実は、この家は3階建てを候補に入れて間もなく、最初に行った不動産会社で紹介されたんです」と話してくださった野上さん。お2人はご覧になってすぐ気に入られたとのこと。「ここは広さも間取りも条件に合っていてすごく良かったので、安全性が確認できればすぐに買いたいと思いました」とおっしゃるお2人は、さっそく地盤の状態や建物に関する資料を見せて欲しいと依頼されました。しかしその不動産会社では、資料などは出してもらえなかったのだそうです。また「建物の耐震性について質問しても『そんなことまで聞かれたことはない』と言われてしまって、在来工法の木造の家ということぐらいしか分かりませんでした」とご主人。これでは納得、安心して購入できないと考えたお2人は相談の結果、不動産会社を変えてみるという決断をされました。

ユニットの明るい茶色が暖かみを感じさせる
広々とした対面式キッチン

こうして新たな相談相手を探されたお2人が選ばれたのが大和住販でした。その理由は「広告やインターネットの情報から、しっかりしていそうな会社だと思ったから」とのこと。「電話で連絡をしたときはもう夜だったんですが、担当してくれた営業さんは、事情を話すとすぐに地盤に関する書類を集めてきてくれて、丁寧に説明してくれました」と話してくださった奥さま。また、「建物の強度や耐震性については、後日、ここを建てた工務店と直接話ができるように、事務所に連れていってくれたんです」とのこと。

お2人は「営業さんが私たちの不安を全部解消してくれたので、安心して決断できました。大和住販に巡り合えたことが、今回の家探し最大のポイントだったと思います」と話してくださいました。

子どもを遊ばせられるリビングがお気に入りです。

ご一家の寝室は、3階のバルコニーに面した日当たり抜群のお部屋

こうして野上さんご一家のマイホームとなったのが、川崎市高津区の住宅街、新しい家が立ち並ぶ一角に位置する、車1台分の駐車スペースを備えた3階建ての新築住宅です。間取りは2階に広いリビングのある4LDK。1階に洋室1部屋とバスルーム、3階には洋室3部屋が配され、2階と3階にはそれぞれ大きなバルコニーが設けられています。

このご新居のお気に入りのポイントをうかがうと「子供を遊ばせられる広いリビングですね。アパートのときと違い音を気にしなくていいのは嬉しいです」と奥さま。また、「日当たりが良いですし、室内が白で統一されているので、とても明るく感じられるんです。3階の部屋には天窓もあり、どの部屋も日中は明かり要らずです」とご主人。さらに「周りが普通の住宅ばかりで、とても静かなのも良いです」とお2人。「家の前が通り抜けができない道路なので、本当に静かですし、子供が外に出ても安心で良いですね」と話してくださいました。

家族とリビングに居ると我が家だなと実感します。

市販のユニットをぴったりのサイズに
加工して収めたというキッチン後ろの棚は収納力抜群

野上さんがマイホームでの暮らしをスタートさせたのは2 011年の5月。奥さまは「引っ越しのときは、実家の家族にもいろいろ手伝ってもらいました」と振り返りながら、「今は新しい生活にも慣れましたし、実家に近いこの家で出産を迎えられるので安心です」と話してくださいました。また「広いスペースを活かして子供の写真を飾るなど、無理なくインテリアも楽しみたいです。 友だちにも遊びに来てもらいたいですね」と様々な楽しみを語ってくださった奥さま。一方「やっぱり家族が安全に、快適に暮らせるのがいちばんです」とおっしゃるご主人は「家族と広いリビングに居ると、我家だなという実感が湧きますね」と、ゆとりを感じさせる新生活の様子を語ってくださいました。

最後にこれから住宅購入をされる方へのアドバイスをお願いすると「不動産会社は重要です」とお2人。ご自身の経験を振り返りながら「対応に不安を感じたら、別の不動産会社に相談するのも手だと思います。良いものを安心して買えるのがいちばんなので、とにかく分からないことは徹底的に聞いて、しっかり答えてくれる良い会社を見つけることだと思います」と語ってくださいました。

お話を伺って…

3階の洋室。日当たりが気になる部屋には
しっかりと採光用の天窓が作られている

野上さんは東日本大震災を経験されたことで、間取りや広さ、立地といった条件のほかに、家の地盤の強さや建物の耐震性などの安全性を重視して住宅探しをされていました。それだけに、条件に合った住宅に出合ったにも関わらず、地盤や建物に関する情報をほとんど出してもらえなかったときは、とても歯がゆい思いをされたのではないかと思います。しかし、そこで諦めずに不動産会社を変える、という前向きな決断をされたことが、気に入った住宅を納得して購入できるという結果につながりました。

今回お話をうかがっていて、改めて感じたのはマイホームの購入では住宅選び同様、不動産会社選びが本当に重要だということでした。住宅のように条件を付けて不動産会社を選ぶのは難しいですが、野上さんもアドバイスしてくださっているとおり、まずは何でも相談してみて、本当に購入しようとする側の気持ちになってサポートしてくれるかを見極めることが大事だと感じました。